『頭痛女子バイブル』世界文化社

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 突然訪れるズキンズキンとした痛み、ギューッとしめつけられるような痛み。一口に"頭痛"といえども、さまざまなタイプの痛みがありますが、ご自身の頭痛にはどのような傾向があるでしょうか。

 たとえば、頭の片側や両側に強い痛みが発作的に起こる、頻度は月に2〜4回、脈を打つようにズキンズキンする、頭痛のときに体を動かすと痛みが強くなるといった症状のある方は"片頭痛"の可能性が高いそう。ちなみに片頭痛は、30代の女性の5人に1人が悩まされているといいます。

 一方、鉢巻きをしているように頭全体にしめつけられる痛みがある、疲れたりストレスがあるときに起こることが多い、軽く体を動かすとよくなるといった頭痛の場合は"緊張型頭痛"の可能性が。

 緊張型頭痛は、強いストレスがかかっているときに起こりやすく、リラックスしたりストレスがなくなると痛みが和らぐのに対し、片頭痛ではストレスから解放されたときに痛むといったように、同じストレスが原因でも、頭痛の種類によって発生するタイミングも異なるようです。

 頭痛のタイプによって、予防策や対処法も異なるもの。本書『頭痛女子バイブル』では、この片頭痛と緊張型頭痛を中心に、頭痛になる原因を解説、予防策や対処法の数々を詳しく紹介していきます。

 では、本書で紹介されている、片頭痛と緊張型頭痛の違いをもう少し見てみましょう。
まず、片頭痛の方にとって頭痛を誘発する食品ナンバー1はアルコール。片頭痛は脳の太い血管が拡張し、その周囲をとりまく三叉神経が刺激されて起こると考えられていますが、お酒を飲むと脳の血管が拡張するため、頭痛を誘発することに。

それに対し、持続的な緊張が加わって筋肉が収縮し、血流が悪くなることで痛みが発生する緊張型頭痛では、お酒を飲んで適度にリラックスし血流がよくなることで、頭痛が治ることもあるそうです。

 同様の理由から、頭痛が起きたとき、その頭痛が片頭痛であるならば血流が促される入浴はNG。暗く静かな部屋で横になって休息をとり、痛むところを保冷剤や冷却シートで冷やしましょう。一方、緊張型頭痛であるならば、入浴はおすすめ。蒸しタオルなどで首や肩を温めたり、少し熱めのシャワーをあてることで痛みが和らぐといいます。

 また、いずれの頭痛においても市販の鎮痛薬を選ぶときには、カフェインやブタルビダール、ブロモバレリル尿素など、鎮痛成分以外が混ざっているものは控えるようにしましょう。こうした成分の混じった市販薬を乱用してしまうと、かえって頭痛がひどくなってしまうことも。月に10日以上、市販薬を飲んでいるという方は一度、神経内科や脳神経外科、頭痛専門医の元を訪れてみた方が良いかもしれません。

 頭痛でお悩みの方、自身の頭痛の種類を知って、本書を参考に適切な向き合い方を試してみてはいかがでしょうか。