タケヤ式自在置物「蛇螻蛄 鉄錆地調」。造形総指揮を竹谷隆之・山口隆、原型制作を福元徳宝が担当。

「風の谷のナウシカ」といえば、宮崎駿が1982年より原作コミックの連載を開始し、1984年には映画化された名作中の名作。異形の生物「蟲」が住む「瘴気」と呼ばれる猛毒を大気に噴出する森「腐海」の拡大、そして終わらない戦乱によって終末を迎えようとしている文明崩壊後の世界を描いた物語だ。

さて「ナウシカ」に登場する蟲で最も記憶に残る蟲師といえば、ストーリーにも深く関わる深い最大の生物「王蟲」だが、次いで我々に衝撃を与えたのは「蛇螻蛄(ヘビケラ)」をおいて他にないだろう。ムカデに似た巨体にトンボのような羽を生やし、鋭い牙とオレンジ色に光る3つの目を持つこの蟲は、空を飛ぶ「翅蟲(はむし)」の中でも特に凶暴との設定だ。

その蛇螻蛄が可動フィギュアとなり、注目を集めている。六本木ヒルズにて7月7日から開催中の「ジブリの大展覧会」で先行発売されているこのフィギュアは、スタジオジブリ×竹谷隆之×海洋堂のコラボレーション企画によって実現したもの。日本を代表する造形作家・竹谷隆之が、江戸時代にルーツを持つ日本の金属工芸「自在置物」に独自の解釈を加えた可動フィギュア「タケヤ式自在置物」シリーズからのリリースとなる。

肉食で好戦的という蛇螻蛄のイメージを損なうことなく、竹谷テイストを加えた同フィギュアの素材はABS樹脂とポリ塩化ビニールとなっている。しかしその一方で自在置物らしい金属の質感を塗装で実現しているのも大きなポイントと言えるだろう。

9月11日まで開催されている「ジブリの大展覧会」にお立ち寄りの際には、ぜひともチェックして欲しい逸品だ。なお、パッケージの仕様を一部変更し9月から一般販売される予定。価格は12,800円(税別)となっている。

企画/スタジオジブリ・海洋堂 発売/海洋堂 造形製作 (C)竹谷隆之・山口隆

腐海深部でナウシカとアスベルを襲うシーンや、トルメキアの艦隊を襲撃するシーンなどがトラウマとなっている方も多いはずだ。

各関節のジョイントにより全身45箇所が可動する。頭部のアゴも大きく開閉し、またそれぞれの羽も自由に動かすことが可能となっている。

全長は、なんと約405mm(!)と中々のビッグサイズ。