「空飛ぶおしり」と名付けられた「世界最長の飛行機」

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「空飛ぶおしり」(Flying Bum)の愛称をもつ世界最長の航空機「Airlander 10」が、テストのために初めて格納庫から外に出された。迫力のある機体の外出風景を、写真で紹介する。

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2/8Airlander 10は、英国Hybrid Air Vehicles社により開発された、飛行機と飛行船のハイブリッドだ。
PHOTOGRAPH COURTESY OF HYBRID AIR VEHICLES

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3/8Hybrid Air Vehicles社は、スタッフがAirlander 10を格納庫から慎重に運び出す様子を収めた動画も公開している。
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4/8「空飛ぶおしり(Flying Bum)」のニックネームをもつAirlander 10の高さは26m。
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5/8Airlander 10の全長は92m。現時点で世界最大の輸送機と言われる「An-225」の全長は84mなので、それより長いことになる。
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6/8初フライトの日取りは決まっていないが、エンジンとフライトメカニズムのテストは屋内で行われてきた。
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7/8ディーゼルエンジン4基を搭載しており、加速や離着陸に使われる。
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8/8Hybrid Air Vehicles社によると、自動操縦の場合には2週間以上続けて飛行できるという。
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8月6日(現地時間)、世界最長の航空機「Airlander 10」が、格納庫から初めて外に出た。年内に飛行実験を行うためだ。

Airlander 10は、英国のHybrid Air Vehicles(HAV)社によって開発された、飛行機と飛行船のハイブリッドだ。同日午前4時、イングランド東部のベッドフォードシャー州にある格納庫から慎重に外に出されたAirlander 10の高さは26m、全長は92m。現時点で世界最大の輸送機と言われる「An-225」(日本語版記事)の全長は84mなので、それより長いことになる。

船体は炭素繊維とケブラー繊維などを使った特注素材製で、ヘリウムガスで膨らませて形状を保つ。ディーゼルエンジン4基を搭載しており、加速や離着陸に使われる。消費燃料は通常のジェット機と比べて20パーセントで済み、太陽光発電パネルを取り付けることも可能だ。

機体下部に格納される着陸装置を使って、陸地や砂地、水面や氷の上にも着陸できる。滑走路がいらないため、軍用や民生用のさまざまな用途に使えると期待されている。

HAV社によると、自動操縦(無人)の場合には2週間以上続けて飛行できる。人間が搭乗する場合は、最長5日間の空中滞在が可能と見込まれている。

Airlander 10の積載量は10トンで、Airlander 10という名称は積載量に由来する。Airlander 10が成功すれば、次は積載容量を5倍に高めたさらに大きな後継機「Airlander 50」の構想がある。

Airlander 10は、当初は米陸軍の偵察機としてHAV社が開発していた。2012年には、ニュージャージー州で初の飛行テストにも成功している。予算カットによって同プロジェクトは2013年に立ち消えになったが、その後英政府から340万ポンド(約6億2,000万円)の補助金などを受けて復活している

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