双眼鏡のようにピント合わせができるメガネが開発される

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メガネをかけていると、遠くは見えるのだが、近くが見えづらくて困ることがある。

度の強いメガネをかけている人や、老眼が入っている人ほどその傾向は強い。

そんな悩みを解決してしまうメガネがイギリスで開発された。

小さなダイアルでピント調整

Eyejusters(アイジャスターズ)」と名付けられたそのメガネ、見た目はまったく普通のメガネだが、フレームに仕込まれたダイアルを回すと、双眼鏡のようにピント調節できてしまうのだ。

EYEJUSTERS

EYEJUSTERS

特に、近くの物を見ていて見え辛かったり、ぼやけていたりする時は、この機能がとても役立つ。

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EYEJUSTERS

メガネの縁に手をかけて、指先でダイヤルをちょっと回すと、ピントがバッチリ合う。

2枚重ねのレンズに秘密が

まるで双眼鏡のような機能を持つこのメガネだが、見た目は双眼鏡のようではない。

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EYEJUSTERS

ピント調節してもレンズが前に飛び出したりしない。まったく普通の(お洒落なデザインの)メガネだ。

その秘密は、2枚重ねのレンズにある。

「Eyejusters(アイジャスターズ)」のレンズは、見たところ分からないが、実は2枚重ねになっている。

図のように、片面が平らで、もう一方の面にだけ凹凸のついたレンズが、背中合わせになって1枚のレンズのような役割を果たしている。

EYEJUSTERS

EYEJUSTERS

ダイアルを回すと、この2枚が上下にズレる。すると、中央の部分(視線が通る部分)の厚みやカーブの度合いが変わる。それでピント調節ができるというわけだ。

開発までに5年

このアイディアは、開発者のデヴィッド・クロスビー氏が、オックスフォード大学時代の友人オーウェン・リーディング氏と考案したという。ちなみに2人とも物理学専攻だったそうだ。

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EYEJUSTERS

レンズをズラすというアイデアが生まれてから、実際に製品化されるまでに5年かかった。

視野の広い範囲でクリアにピントを合わせるためには、特別に精密な設計が必要だったという。

また、2枚のレンズの間にゴミや埃が入らないようにするのにも苦労したとのことだ。