今年もお盆休みの時期に激しい帰省ラッシュとUターンラッシュが発生した。特に高速道路の断続的な渋滞につかまり、到着した時には疲労困憊というドライバーも多かったことだろう。ちょっとスピードが出たと思えばまたすぐにノロノロ運転になり、後方に渋滞を知らせるハザードランプを点灯させる。その繰り返しだ。(イメージ写真提供:(C)PaylessImages/123RF)

写真拡大

 今年もお盆休みの時期に激しい帰省ラッシュとUターンラッシュが発生した。特に高速道路の断続的な渋滞につかまり、到着した時には疲労困憊というドライバーも多かったことだろう。ちょっとスピードが出たと思えばまたすぐにノロノロ運転になり、後方に渋滞を知らせるハザードランプを点灯させる。その繰り返しだ。

 ハザードランプはその名の通り、危険が生じやすい状況時に点灯させるのが本来の使い方だが、日本では「お礼」としての使い方も広く浸透している。台湾メディア・東森新聞網は13日「ハザードランプ2回点滅で『ありがとう』 日本の運転マナーにおける暗黙のルール」とする記事を掲載、この習慣について紹介した。

 記事は、台湾人向けに日本の文化について紹介するウェブサイトが、日本におけるこの習慣について説明すると同時に、実際に日本で自動車を運転して他の車に道を譲ってみるという実証実験を行ったと紹介。道を譲った自動車6台のうち5台がハザードランプを点滅させて感謝の意を示したというハイアベレージな結果が出たと伝えた。

 そして、「もし今後日本で自動車を借りる場合、前方の車がハザードランプを2回点滅させてもそれは緊急事態や故障ではなく、感謝の意を示しているに過ぎないのだ」と解説。日本で実際に道を譲ってもらった時などには試してみることを勧めていると報じた。

 記事は、この件について台湾のネットユーザーから「知らなかった」、「台湾じゃハザードはクラクション同様挑発だ」といったコメントが寄せられる一方、「台湾でもこのような習慣はある。ただ、やっている人は少数だが」という意見も見られたことを併せて紹介している。

 「お礼」としてハザードランプを点滅させる行為は慣習的なものであり、法規で定められたものではない。相手の誤解を招くような状況での使用は控えるべき、というのが本来のスタンスだろう。それはさておき、「お礼」をするには相手に道を譲る必要がある。安全かつ秩序ある自動車社会を築くためにまず考えるべきことは、お礼の仕方よりも「譲り合いの精神」ではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)PaylessImages/123RF)