白石あさえの目指せコースデビュー! 連載●第20回
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

■ボールに当たらないときは、右肩を頭の後ろへ動かす

内藤雄士コーチ(以下内藤):最初にドライバー、次にユーティリティを打ちこなすためにレッスンを行なってきました。私が目の前でチェックしながら練習する時は、悪い場所をすぐに指摘できるので、時間を追うごとに打てるようになりますが、ひとりで練習に行った時はどうですか?

白石あさえ(以下白石):確かにここでなら、すぐに当たるようになるのに、練習場ではまったく当たらないんです。特に最初は、全然芯に当たりません。言われたことをきっちり守っているつもりなんですが......。

内藤:毎日練習場に行く人もいますが、一般的には難しいことですよね。白石さんもそうだと思いますが、週1くらいで久々に練習場に行くという人がほとんどだと思います。今回はそういうときにこそ、注意してほしいポイントについてレッスンします。

白石:よろしくお願いします。

内藤:久しぶりにボールを打つ時には、どうしてもボールに当てたいという気持ちが強くなります。要するに手で上げて、手で下ろす"手打ちスイング"になってしまいまうので、女性のように非力な人は、バックスイングで間違った方向にクラブを上げてしまうと、それを戻す筋力がないので、ミート率が格段に落ちます。もちろん筋力があるからといって、始動で間違った方向に上げてしまうのはミスの原因になります。

白石:私も手で上げているということですか?

内藤:そうです。自分ではちゃんとできているつもりでも、実際はできていないのがゴルフの難しいところです。

白石:こういうときに意識することは何ですか?

内藤:右肩です。右肩を自分の頭の後ろに持っていく感じで肩を動かしてみてください。肩をしっかり回すと言われても、それができないからミスになるわけです。体のどこを意識すれば、クラブが正確に動くか。それを知っておくことが大切なのです。

白石:腕やヘッドは意識しなくてもいいということですか?

内藤:その通りです。アドレスで正確な構えを作っておけば、あとは腕とクラブは体にくっついているだけという感覚で十分です。体がしっかり回転すれば、クラブはオンプレーン、正しい軌道に乗ります。バックスイングでクラブをオンプレーンに乗せることができれば、ダウンスイングでも同じくオンプレーンでクラブが下りてきやすくなります。体(肩)の回転が浅いとオンプレーンに振れないと思ってください。

白石:わかりました。ひとりで練習する時は特に注意してみます!

●肩をしっかり回して、正しいスイング軌道を身につけて

ウォーミングアップ中の白石さん。肩が回らず、手先だけのスイングになってしまっている、いわゆる手打ち状態。

右肩がアドレスの形からほとんど動いていない状態で、腕だけを上がってしまっている。始動の段階でクラブがオンプレーンから外れてしまう。

右肩を頭の後ろに持っていくイメージで肩を回転させると、胸がターゲットと反対方向を向き、しっかりとした捻転を作ることができる。

右肩の動きが良くなり体の捻転が深くなると、次第にミート率が上がり始めて、インパクトもいい音に変化した。

(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。今春からは各週刊誌でページをジャック、パーフェクトボディーが注目を浴びる。6月末発売の週刊プレイボーイ28号では、巨匠・渡辺達生氏らとコラボしたグラビアが話題に。学生時代はバスケットボール部に所属し、趣味はスノーボードというスポーツウーマンで、大型自動二輪免許も取得し、バイク好きでもある。ゴルフはクラブを触ったことがある程度というまったくの初心者だったが、この連載で着実に上達。「ボールが芯に当たるようになってきました。まだ、恥ずかしいので練習場では端っこにいますけど(笑)」。身長:164僉B:94 W:60 H:88 血液型:A型。

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato