高城剛さんが読者からの質問にお答えする、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』のQ&Aコーナー。今回はかつては不治の病と呼ばれ、現在でもなかなか根治が難しいと言われる「パーキンソン病」の治療に関する質問が届きました。パーキンソン病治療の最適な国と施設はどこか?という質問に、世界の最新情報について幅広い知識を持つ高城さんは、ある「国」の名前を回答。さらに、他の難病の治療法が世界でなかなか普及しない理由を明かしています。

パーキンソン病の治療に最適の施設はどこにありますか?

Question

毎週幅広い話題に刺激を頂いています。医療に関する質問です。

先日のメルマガで、がん治療で現在最高の病院とされるのはメモリアル・スローン・ケタリングだというお話がありました。

同様にパーキンソン病に関して、訪れるべき施設はご存知でしょうか?

私の非常に近しい人が、数年前から体の不調に悩まされ、様々な症状からパーキンソン病の疑いが濃厚で、その分野での研究は国内ではトップレベルにある大学病院に通院しています。

しかし処方される薬は対症療法的なものばかりで、根本的な治療はおろか、症状の改善にもあまり役立っていません。

今の西洋医学だけでは完全な治癒は望めないと思い、海外のアーユルヴェーダ 施設かインドのメディカルリトリートに連れて行くことを考えています。

しかしこれも中には眉つばものもあるため、選択には慎重になっています。

最終的な選択は自己責任でしますので、西洋医学も含め、コンタクトする価値がある施設、またはそこにたどり着くための情報源など、ご存知でしたらご教示を頂きたく、お願い致します。

高城剛さんの回答

僕は医療関係者ではありませんので、お目にかかってもいない方への軽率な発言は控えたいとますが、大変お困りのご様子ですので、あくまでも一般論としてお答え申し上げます。

この十年で世界の医療業界は、大きく前進しました。次世代シーケンサーをはじめとするテクノロジーの大きな前進により、遺伝子からエピジェネティックまで、原因の特定と治療が大きく改善したのです。

どんなにソロバンの名手でも、表計算アプリを受け入れなければ、この時代の仕事は前に進みません。このような変化を拒んでいる国は日本だけではなく、実は米国でも同じようなことが起きているのです。

それは宗教による力が強く、神を冒涜するような行為を見逃してはならないという考え方から来ています。そこで、最先端医療は米国で生まれても、実際の手術は別の国に行く必要があります。

そのうちのひとつがパーキンソン病で、患う多くの米国人は欧州、なかでもオランダへと向かいます。米国では出来ない多くの施術が可能で、それなりの好結果が出ていますので、わざわざ出向く人が多いのでしょう。

かつては、セカンドオピニオンと言われていましたが、いまではそれは2国間に渡ることが大切です。それは、米国人とて同じなのです。

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 『高城未来研究所「Future Report」』

著者:高城 剛

1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。

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出典元:まぐまぐニュース!