中国の漁船や公船が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺の日本の領海や接続水域に相次いで侵入している。中国側の行為は日本に対する挑発と言っても差し支えないだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の漁船や公船が尖閣諸島(中国名:釣魚島)周辺の日本の領海や接続水域に相次いで侵入している。中国側の行為は日本に対する挑発と言っても差し支えないだろう。

 中国メディアの人民日報はこのほど、中国の漁船や公船の動きに対し、日本や米国が強い懸念を示していることを伝える一方、中国の軍事専門家である尹卓氏の見解として「尖閣諸島の国有化という日本の茶番をきっかけに、中国政府は大型巡視船を増やすことを決めた」と伝え、海上の法執行を行う公船をめぐる日中の差は今後さらに拡大するはずだと伝えた。

 中国公船が尖閣諸島海域に連日出没していることに対し、記事は「日本政府の焦りは日増しに高まっている」と伝え、米国も公式に尖閣諸島の情勢を注視する旨を発表したと紹介、尖閣諸島をめぐって米国は日本を支持していることを紹介した。

 一方、尹卓氏は「中国公船および漁船が釣魚島の海域に出没したのは軍事行為のためではない」と指摘、これに対して日本や米国が国家の安全保障という観点で話をするのは「物事を故意の拡大解釈したうえで、事実を歪曲し、中国の顔に泥を塗る行為である」と反発。中国公船および漁船が釣魚島の海域に出没したのは、中国が宣言した領海の基準線を守るためであると主張した。

 続けて記事は、中国は1000トン以上の大型巡視船の数を急激に増やしていると伝える一方で、海上保安庁の尖閣諸島周辺の警備を専門とする部隊では到底対応しきれないほど巡視船の数に差が生じ始めていると指摘。中国が大型巡視船を増やすことを決めたのは日本が尖閣諸島の国有化という「茶番」を行ったためであると指摘し、中国は今後さらに巡視船の数を増やしていくはずとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)