ドローンで地雷を探知し、爆発させる技術に支援が殺到「世界の地雷を10年以内に除去したい」

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世界に約1億個も残っているとされる地雷。

毎年約2万人、毎日10人が地雷のために足を失うなどのケガをし、命さえ奪われているという。

そんな地雷を除去するための画期的なマシンが開発された。

ドローンで地雷を探知、爆破して除去

そのマシンとは「Mine Kafon Drone」。開発したのはアフガニスタン出身のMassoud Hassani さんとMahmud Hassaniさん兄弟を中心とする、オランダを拠点にした団体だ。

Mine Kafon Droneは空中から地雷を探し、爆発させて除去するというもの。

KICKSTARTER/Mine Kafon Drone

KICKSTARTER/Mine Kafon Drone

まずは疑わしい地域を飛行し、3Dマッピングシステムを使って地雷が埋められているゾーンを特定。

その後、地表から4cmほどの高さまで接近し、探知機を操作して地雷を捜索する。

見つかればロボットアームで起爆装置を、地雷の埋められている場所に設置。

その後、Mine Kafon Droneが安全な場所へ逃れてから、タイマーによってそれが爆発し、地雷を除去していく。

Mine Kafon Droneには複数の外部装置が取り付けられるため、探知から起爆装置の設置まで複数の作業が可能だ。

20倍も早く除去でき、人的被害もなし

開発チームによればこの方法は、通常の人間が探知機を使って1つ1つ取り除く方法に比べ、20倍も早く地雷を取り除けるという。

コストも200分の1となり、人間が直接関わらないので人的被害の及ぶ危険性も少ないそうだ。

全ての地雷を10年以内に除去したい

現在地雷は、アフガニスタンやアンゴラ、カンボジア、コロンビアなどにも多く残されており、土地を耕す農民や学校に通う子供たちも被害を受けている。

特にアンゴラは地雷に関しては世界最悪の状況とされており、開発チームもこの地域に力を入れると同時に、各国の土地に埋められている地雷を10年以内に取り除きたいという。

KICKSTARTER/Mine Kafon Drone3

KICKSTARTER/Mine Kafon Drone3

資金調達キャンペーンで寄付が殺到

その目標を実現するため、また予備実験を行い各国政府にこの技術が信頼できるものであることを証明するため、彼らは現在、KickStarter内で資金調達のキャンペーンを実施。

すでに約3015人の支持者から多くの資金が寄せられ、期限まで20日も残されているにもかかわらず、目標金額の7万ユーロ(約800万円)を大きく上回る約12万ユーロ(約1400万円)が集まったそうだ。

戦争が終わったにも関わらず、地雷の恐怖に怯えて暮らしている人々のためにも、この技術の実用化を期待したい。