『パパッとできたて♪ 時短deごちそうレシピ』(科学者ママnicky/オーバーラップ)

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 忙しい中でも料理を作る人にとって “時短”という言葉はとっても魅力的。しかし、時短のつもりで作ったはずが、結果的にはあまりいつもと変わらなかったという経験はありませんか? そんな人にぴったりの『パパっとできたて♪ 時短deごちそうレシピ』(科学者ママnicky/オーバーラップ)が発売されました。

 著者の科学者ママnickyさんは国立大学理学部生物学科を卒業したという異色の経歴の持ち主。もともとブログで紹介していた科学的な時短レシピが人気で、今回それをまとめたものになります。それぞれに「時短ポイント」が書かれており、その通りに作ると15分で4品作れるなど、忙しい人にとっては嬉しいレシピ本です。だからと言って、手抜き感はなく、彩りなどもしっかり意識されているのでどれも時短レシピとは思えないものばかり。今回はこの中から、今の季節にぴったりの15分で4品レシピを実際に作ってみました。

1.食欲がない時でもこれならいける!「冷しゃぶサラダ」(P.9)

 鍋に水を入れて沸いたら、塩をもみこんで5分ほどおいた豚肉を少しずつ入れて煮ます。40秒ほど茹でたらすぐに氷水にとって冷まします。これをレタスを盛ったお皿の上にのせ、最後に玉ねぎの薄切りを飾れば完成です。

 1品目は、暑くて食欲が落ちている時でもさっぱり食べられる主菜レシピです。疲労回復効果があるビタミンB1が豊富に含まれた豚肉と、ビタミンB1の吸収を高めてくれるアリシンが豊富な玉ねぎを一緒に摂ることで、より効果的なんだとか。最初に豚肉に下味をつけることでドレッシングなどなくても、パクパクそのまま食べられます。

2、シャキシャキがたまらない!「水菜のおひたし」(P.9)

 軽く茹でて絞った水菜に、いりごまをふりかければ完成です。

 2品目は、野菜をさっと茹でるだけという、超簡単だけれども美味しい副菜レシピです。ただし、このレシピの命でもある「水菜の食感」は、ゆで加減で決まるので、30秒ほど茹でたらすぐに取り出すのがポイントです。そうすることで、シャキシャキ感が残り、そこに香ばしいごまがふりかかることで、味わい深く昔懐かしい味になります。

3、くたくたになったなすが美味しい!「揚げなすのおひたし」(P.9)

 やや大きめの乱切りにしたなすを180度の揚げ油に入れ、軽くきつね色になるまで揚げます。これを、しょうゆ、みりん、米酢を混ぜたところに入れ、さらに唐辛子を加えます。これを全体がなじむように混ぜ、10分ほどおけば完成です。

 3品目は、これからの季節美味しくなってくるなすを使った揚げ物レシピです。揚げ物と時短という言葉は相反するような気もしますが、実は乱切りすることで表面積が大きくなり揚げ時間が短縮することができます。そして揚げたことで、味が染み込みやすくなり、漬ける時間が短時間でもなすにはしっかり味が染み込んでいました。これはお酒のおつまみにもぴったりです。

4、この冷たさが体を癒す「キュウリとトマトの冷たいお吸い物」(P.9)

 お湯を沸かした鍋にキュウリ、トマトを入れて煮立たせます。そこに塩を加えたらすぐに火を止め、かつお節を入れてさっと混ぜます。最後に氷を入れ、冷蔵庫で冷やせば完成です。

 最後は、暑い夏にぴったりな冷たい汁物レシピです。冷たい汁物というと、冷製スープくらいしか思いつかなかったのですが、ここではかつお節を入れることで即席のだしができ、そこに体を冷やす効果のあるキュウリやトマトを入れることで、しっかり体の中からクールダウンしてくれる汁物になりました。彩りも鮮やかで涼しげです。

 4品作ってみた結果、本にある通りほぼ15分で作ることができました。加熱時間が少なかったので、キッチンに立つ時間も短時間で済んだのが嬉しいポイント。暑くて食欲がない時には、口あたりがよくあっさりしたものが食べやすいので、この4品であれば冷たいこともあって、もたれることなくさらっと食べることができました。

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文=JUNKO