「手は洗ったの?」「宿題やったの?」ママがつい言いがちなNG口癖&正しい言い方

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「なんだか怪しい?疑わしい?」そんな気持ちでついつい口癖のようになっている親の言葉があります。

今日は『1人でできる子になる テキトー母さん流 子育てのコツ』の立石美津子がお話します。

「怒鳴らないと言うことを聞かない子」になるのは何故? しつけを始めるタイミングとコツ

つい言ってしまう言葉

子どもが幼稚園、保育園から帰ってきたときこんな風に話しかけていませんか?

「お友達と仲良く遊べた?」

「給食は残さず食べたの?」

「手は洗ったの?」

「うがいはしたの?」

出かけるときも

「忘れ物はない?」

保育園に預けるとき

「先生の言うことをしっかり聞かないとだめよ」

遊ぶ前から

「喧嘩しないで仲良く遊ぶのよ」

「お友達に玩具貸してあげるのよ」

プロの保育士でも言ってます。

寝る前も

「歯は磨いたの?」

「おしっこは済ませた?」

何気なく日常的に使っている言葉ですが、分析してみると、前提として「きっと手を洗っていないだろう」「友達と喧嘩するに違いない」の言った側の疑いの気持ちが含まれています。

そして、疑われた子どもは気分が悪くなります。

トイレの貼り紙

最近、駅のトイレの貼り紙で気が付くことはありませんか?私もいくつか駅のトイレを使いますが・・・

「いつも綺麗に使って下さってありがとうございます」

と書いてある箇所が多くなってきているように感じます。

でも、ひと昔前には「落書き禁止!」だとか「汚く使うな!」と書いてあるのが一般的でした。

しかし、そのトイレの壁にはたくさんの「○○君 好き♡」など落書きがありました。なんとなく個室全体も汚かったです。

更に「落書き禁止」の言葉にカチンときた人だと思いますが、その文章に「→」を書いて「これも落書きの一種です」と怒り文字で書いてありました。

まだ用を足していない前から「汚く使うな」と命令されるのは「公共のマナーを守れない人だ」と疑われている感じがし不愉快です。

注意書きをしてもイタチごっこなので、最近のトイレにはこのような書き方をしないで「綺麗に使って下さってありがとうございます」と書いてあるのかもしれませんね。

子どもがやっているかやっていないかまだ確かめてもいないうちから「歯を磨いたの?」「手を洗ったの?」も言うのも同じです。

たとえ普段の子どもの行動から「きっと言わないとやらないだろう」とか「洗っていないだろう」と思ったとしてもそのまんま口に出すのは控えましょうね。

片付けをしないとき

まさか、子どもが散らかしているのに「いつも綺麗に片づけて下さって誠にありがとうございます」なんて嘘を言ったり、貼り紙にするわけにはいきません。

そんなときは「今から玩具で遊んでいいけれど、遊んだ後はきちんとお片付けしないとダメよ」と遊ぶ前から釘を差すのもよくないです。

また、散かしている状態を見て「また、散らかしっぱなし!」と過去を持ち出す「また」という言葉もよくありません。

「散らかしている自分」のことは子どもは十分、自覚していますから「散らかす」という言葉も止めましょう。

どうすれば良いのか

前もって疑って釘を差すこともせず、「いつもそうなんだから!」と過去を持ち出すこともしないで「片づけよう」とだけシンプルに言いましょう。

片づけてもいないのに「いつも片づけているね」とか親が子どもが片づけていることに対して「ありがとう」と言うのも変ですから、次のようにおもちゃ箱に貼っておくのはどうでしょう。

「いつも、元、あった場所に戻してくれてありがとうございます。BY 玩具達より」

まとめ

親は「あやしいな、大丈夫かな」と思い、つい「手は洗ったの?」「うがいはしたの?」と言いたくなりますが、そこはグッとこらえて子どもの様子を観察してみてください。

普段注意されていることはそれなりに努力してやっている筈です。

そんなわずかな成長を見逃すことなく、言われなくても手を洗っている一瞬をとらえて、絶好のタイミングを逃さずに「ママに言われなくても自分で手を洗えて成長したね。お母さん、嬉しいわ」と言ってあげましょう。

きっと、親に認められて子どもは人に言われなくても自ら行動するようになりますよ。

普段意識しないで口癖になってしまっている親の言葉、少し修正してみてはいかがでしょうか。