“イケてるボディ”になれるちょっとした動作を、“パーソナルトレーナー・おぜきとしあき”がレクチャーする。今週の「家にある身近なモノを使ったトレーニング」で利用するアイテムは、ハンガー! デキる男に見える動き習得のワザをお教えしよう。

Let’s トレーニング!

ハンガーを指にかけて歩くのみ。5、6歩前進した後、後進しよう。用意するハンガーは、あまり重さのないもののほうが適する。

1.手のひら平を上にして指を伸ばし、中指にハンガーを引っかける

2.腕の角度をキープして前向きに進み、その後、後ろ向きに歩く。ずり足ではなく、きちんと足を上げる通常の歩き方で行おう。その際、目線は前を向け、ハンガーはあまり揺れないようにするのがポイント。

どこに効くトレーニング?

身体全体のバランス感覚を鍛え、動作を美しく見えるようにすることが目的となる。美しさなんて興味がないという人もいるだろうが、書類を運んだり配ったり、会議でプレゼンする際もシュッとした動作のほうが締まりなく見える動きの人よりも“デキる”男に思われやすい。そのために、今回のトレーニングで中指から動くことを意識付ける。対人での動きもスマートに見えるので、第一印象もよくなるはずだ。

おぜきとしあきのアドバイス!

同じ動作を行っても、美しく見える人とそうでない人がいます。たとえばダンスで考えると、目を引くダンサーは技術や柔軟性、キレなどがすぐれているほか、指先まで意識が行き届いているもの。指がしっかり伸びているというだけでなく、動きのスタートがまず指先なのです。しかし、一般人の場合、日常生活では“指先まで”どころか指を伸ばすことさえ少ない。些細なことですが、たまに指を伸ばしてみましょう。意外と、気持ちいいですし、ちょっぴり身が引き締まる感じがしませんか? 中指から動けるようになると、全体の動きにキレが出てきます。また、今回のトレーニングを継続すると全身のバランス感覚が高まるメリットも!

肘を体から少し離し、中指を真っ直ぐ伸ばすように。肘から指先までは、水平にしましょう

肘を体から少し離し、中指をまっすぐ伸ばすように。肘から指先までは、水平にしましょう

脇をしめ、肘が身体についてしまうと歩きにくくなる。肩にもムダなチカラが入るので、肘は何にも触れない位置でキープ

執筆:増谷茂樹


>> “デキる男”に見える動きが習得できる!? ハンガー引っかけ歩行 の元記事はこちら