もはや着地まで含めて、成功するのが当たり前になっているのかもしれません。スペースX社は8月14日、ファルコン9ロケットの打ち上げとスカパーの人工衛星「JCSAT-16」の軌道投入、そしてロケットのドローン船への着地に成功しました。これでドローン船への着地は4度目となります。
 

 
今回、ファルコン9ロケットはJCSAT-16を静止トランスファ軌道(GTO)まで打ち上げました。これは遠地点が地上から3万6000kmとなる楕円形の軌道で、地球低軌道(LEO)への打ち上げよりもより多くの燃料を消費します。そのため着地時のロケットの姿勢制御が難しくなるだけでなく、発熱も大きくなります。
 
しかし、スペースXのファルコン9はこのような難しい条件での着地をこれまでも成功させてきました。
 

 
さて、スペースXがこのような劇的なロケットの着地を試しているのは、なにも私達を楽しませるためではありません。同社は着地させたロケットを再利用することで、ロケットの打ち上げコストの縮小を狙っているのです。スペースXで社長を務めるGwynne Shotwell氏は、このようなロケットの再利用で30パーセントのコストの節約ができると語っています。
 
しかし、スペースXは一度着地したロケットの再打ち上げを未だ行っていません。同社は再利用ロケットの打ち上げを今年の秋に行うとしており、今年の4月に打ち上げられたロケットを再利用する予定です。また下の動画のように、スペースXは回収されたロケットの第一段階の点火試験も開始しています。同社の再利用ロケットが空へと旅立つ日も、そう遠くはなさそうですね!
 


 
Image Credit: Space X
■SpaceX successfully lands its sixth Falcon 9 rocket after launch
http://www.theverge.com/2016/8/14/12467632/spacex-falcon-9-jcsat-16-drone-ship-landing-success?utm_source=rss&utm_medium=rss