12日、韓国初のモノレール路線となるはずだった仁川市・月尾銀河レールの車両10台が、路線完工から6年余り、とうとう一度も正式運行されないまま処分されることとなった。写真は仁川市の観光スポット・月尾島。

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2016年8月12日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国初のモノレール路線となるはずだった仁川市・月尾(ウォルミ)銀河レールの車両10台が、路線完工から6年余り、とうとう一度も正式運行されないまま処分されることとなった。

仁川駅と月尾島を結ぶモノレール路線として、853億ウォン(約79億円)を投じ10年6月に完工した月尾銀河レールだが、試験運行の段階で安全上の問題が次々と発覚し正式運行に至らないまま6年余りがたっていた。このほど廃棄が決まった車両10台のうち1台はすでに月尾公園駅から忠清北道の車両製作基地に移されており、残る9台も今月中にすべて駅から搬出される予定だという。車両は公園などに展示する案も検討されたものの、管理費の問題や展示価値そのものに関して疑問の声が上がり廃棄処分されることとなった。

一方、車両の撤去後、同路線の4つの駅舎や6.1キロの橋脚・レールは維持され、観光用の小型モノレールとして再利用される計画だ。仁川駅を出発し月尾島を一周、50分ほどで仁川駅に戻るコースになるという。当初は今月中にも開業予定だったが、安全強化に伴う認可手続きなどに時間を要し、開業は来年春に予定されている。

これについて、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられた。

「仁川ではどうしてこうもお金の使い方がおかしいのかな。ここまでくると仁川市民がさすがに哀れ。市議や市長は投票で選んでるから自業自得ではあるけど」
「関係した公務員を全員処罰すべき。頼むから机上行政はもうやめてくれ」
「こんなふうに税金を無駄遣いしても責任を取る人間はいない。これを不正という」
「韓国では脱税するのが正しい生き方」

「笑い事じゃない。これだけのお金があれば、国民年金も先進国並みに増やすことができたはず」
「モノレールの線路はハトの家になってるよ。下を歩いててうっかりするとハトのふんが降ってくる」
「853億円が飛んだのに調査はしないの?責任追及もなし?」

「これまでの市長を全員拘束して財産を没収しろ。仁川市の財政破綻の主犯だ」
「税金の無駄遣いは、韓国のどこでも通過儀礼みたいなものになっている」
「もしかしてこういうのを創造経済と呼ぶのかな?」
「予算の無駄遣い記念として、仁川市役所の前に車両を展示しろ」(翻訳・編集/吉金)