9日、韓国・朝鮮日報によると、ロトの1等に当選した男性が、当選金の分配をめぐって家族と対立している。写真はウォン。

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2016年8月9日、韓国・朝鮮日報によると、ロトで1等当選した男性が、当選金の分配をめぐって家族と壮絶なトラブルが起きている。

京畿道・坡州(パジュ)で建設現場の日雇い労働者として働いていた男性(58)は、先月23日、ロトで1等に当選し、賞金40億3448万ウォン(約3億7000万円)を手にした。離婚して2人の子どもと貧しい暮らしをしていた彼にとてつもない幸運が舞い込んできたかに思えたが、その幸運は「幸せ」を呼ぶどころか、家族間の不和を生んでしまった。男性の母親は「お前の子ども(孫)たちが幼いころは、私が面倒を見てあげた」と言い、男性の娘は「おばあさんの面倒を見ているのは私たち夫婦だ」と主張。男性の母親が住むマンションの購入と生活費の支払いを要求したというのだ。男性は「母親の面倒は見るが、必要以上のもの要求されるのは困る」と断ったという。

そんな中、男性は先月末、母親に知らせることなく慶尚南道・梁山(ヤンサン)のマンションに引っ越した。釜山に住んでいた母親と娘夫婦は、うわさをたよりに引っ越し先を突きつめて5日の午前中に訪ねたが、ドアを開けてはもらえなかった。そこで、カギ屋を呼びドリルでドアをこじ開けて入ろうとしたところ、男性の通報を受けて駆け付けた警察によって娘の夫とカギ屋が器物損壊の容疑で立件された。この一件があってからというもの、母親と娘たちは梁山市役所前で「ロトの賞金をもらって母親を捨てた親不孝者」「孫を育ててもらったのに、79歳の母親を捨てた親不孝者」などと書かれたプラカードを持ってデモを始めたという。

これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部。

「娘たちがおかしい。男性が母親の面倒を見ると言っているのに、マンションだの生活費だのを要求するなんて」

「大体、娘と婿は第三者じゃないの?年取った母親を盾にして何やってるんだか」

「こういう問題は双方の話を聞いてみないと…」

「49億ウォンといっても、税金を引かれたら27億ウォン。これまで大変な肉体労働をしてきて、やっと解放されたっていうのに、家族の要求がひどすぎる」

「欲を出し過ぎると多くのものを失うことを知らないようだな」

「もう縁を切って暮らした方がいい」

「息子は偉いけど、ちょっと間抜け。当選の事実を伝えずに、少しでも助けてあげたら喜んでもらえただろうに。人間とは欲の塊そのものだ」

「金の前には親も兄弟もないっていう昔のことわざは間違ってなかったな」(翻訳・編集/松村)