11日、韓国メディアによると、韓国・京畿道内の山裾に残る精神病院だった建物にスリルを楽しもうとやって来る若者が急増し、地元住民らが困惑している。写真は昆池岩精神病院。

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2016年8月11日、韓国・毎日経済によると、韓国・京畿道内の山裾に残る精神病院だった建物にスリルを楽しもうとやって来る若者が急増し、地元住民らが困惑している。

韓国の若者たちの間で最近「恐怖体験の聖地」と呼ばれているのは、京畿道広州市の「昆池岩(コンジアム)精神病院」。静かな山裾の昆池岩村にあった精神科の病院で、1990年に院長が亡くなり程なく閉院、土地を相続した院長の息子らが米国に移民したこともあり、建物は20年ほど放置されたままだ。周辺に木々が生い茂り日中でも暗い廃墟の景観も手伝ってか、いつしか「病院が閉鎖されたのは入院患者が死亡したからだ」「院長が患者を殺した後、建物の持ち主が行方不明状態だ」など、病院にまつわるさまざまなうわさがささやかれるようになった。そして今では、恐怖を味わい暑さを忘れようと訪れる人が絶えない「夏の人気スポット」になってしまったのだ。

この人気に困っているのが高齢者の多い地元住民たち。昆池岩の交番関係者によると、若者たちが夏を中心に季節を問わず病院跡を訪れるため「車のクラクションがうるさい」「悲鳴や歌を歌う声が聞こえる」といった住民からの苦情が毎日1件は入るという。また、建物のあちこちに落書きがされ、周辺は酒瓶やたばこの吸い殻、食べ残しのごみなどが散乱している状態。建物の入り口には「私有地への侵入行為は重大な住居侵入罪に当たる」などの警告がなされているものの、例年にない猛暑が続く今年の夏はことに来訪者が多く、住民との小競り合いもたびたび起こっているという。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「村の入り口で入村料を取ることにすれば誰も来なくなる」
「村で観光名所として開発すればいい」
「お化けよりも病院に染み付いた病原菌の方が怖い」

「村のお年寄りは病院の前に店を出せばもうかるよ。飲み物とか、鶏の串焼きとかどうかな」
「この世にタダはない。入場料100万ウォン(約9万3000円)で」
「今のこの国、この政権こそが恐怖体験だ」

「金にならないからってどうでもいいことまでクレームするんだな」
「お互いに対する理解と思いやりを持って生きよう」
「こんな所に行くやつは精神年齢が小学生レベルだ。快楽も興奮も怒りもコントロール障害…この国の若者は健康であってほしいものだが」(翻訳・編集/吉金)