虐待死したネコを保護していたレストラン「動物誌」のフェイスブックページより

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(台北 14日 中央社)台北市文山区で今月2日未明、あるレストラン周辺に住みついていたネコが何者かに連れ去られ、失踪(しっそう)する騒ぎが起きた。その後通報を受けた警察が、台湾大学に通うマカオ出身の男子学生に事情を聞いたところ、虐待死させ川に捨てたことを自供。学生は昨年にも別のネコを虐待死させており、社会に衝撃が広がっている。

▽5月に動物保護法違反の疑いで起訴

学生は昨年、学業上のストレスから野良ネコを殺害。今年5月には動物保護法違反の疑いで台北地検に起訴されていた。調べに対し、この件で再びストレスを感じ今回の犯行に及んだと供述している。

動物保護法に違反した場合、1年以下の懲役のほか10万台湾元以上100万元以下(およそ32万円以上320万円以下)の罰金が科せられる恐れがある。検察側は供述が事実なら、追起訴する方針を示した。

▽ネコを世話のレストラン「命を軽々しく奪ってはならない」

ネコの世話をしていたレストランは、「どんな事情があれ、命を軽々しく奪ってはならない」と声明を発表。怒り、報復するのではなく、学び、改善することが必要だと社会に呼びかけた。

一方で台湾大学の関係者は、過去の例もあることから、退学処分とする可能性を示唆。学生に対しては前回の事件以降指導を行っていたとし、遺憾だとコメントした。

(游凱翔、劉建邦、朱則イ、陳至中/編集:齊藤啓介)