Doctors Me(ドクターズミー)- 最も眠い日・眠くない日は何曜日? 世界の“睡眠の質がよい曜日”調査結果

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平日は忙しくて眠い日が続き、待ちに待った週末――。Fuminners(フミナーズ)読者のみなさんも、平日にたまった仕事や勉強の疲れを、週末の睡眠で一気に回復してしまおうと考えている(実践している)人が多いはず。

確かに、睡眠時間や快眠のための環境づくりは、平日よりも週末のほうが格段に確保しやすく、睡眠の質がよいイメージがあります。もしも「1週間のうちで何曜日が最も眠い感覚がないのか?」「最も質のよい睡眠がとれていると思うか?」と問われたら、「金曜日や土曜日の週末」と即答してしまう人もいますよね。

しかし、これは間違った認識なのかもしれません。イギリスの健康データ分析会社やiPhone向け快眠アプリ『Sleep Cycle』ユーザーのデータを基に行われた調査によると、「週末は眠れているようで、実はきちんと眠れていない」ことが明らかになったというのです。

イギリス人は火曜日が最も睡眠の質がよく、“眠い”と感じにくい日


健康データ分析会社、Firstbeatがイギリス人4,866人に心モニターをつけてもらい心拍数などを測定。また、各被験者への睡眠の質やストレスに関するアンケート調査から得たデータを分析しました。その調査報告によると、1週間のうち睡眠時間が最も長かったのは、金曜日と土曜日。

他の曜日と比べて週末は30分ほど睡眠時間が長いのですが、身体や脳の回復に使われた時間の割合が最も高かったのは火曜日で、睡眠時間の55.1%、その次が月曜日の54.6%だったといいます。

ちなみに、金曜日と土曜日で、身体や脳の回復に使っている時間の割合は、金曜日が48.7%、土曜日が48%で、約6〜7割もの差が生じています。分析者はこの結果に対し、「週末はのんびりくつろいだ気分になれるかもしれないが、身体は生理的に回復しているとは言えない」といった見解を述べており、週末が眠い感覚がないというのは、もしかすると誤った認識なのかもしれません。

なぜ火曜日が最も睡眠の質が高く、“眠い”と感じにくい日なのか、その理由はまだ明確になっていないものの、専門家は「週のスケジュールに身体が慣れてきて、ストレス耐性ができる」ことや、「夕食時に大酒や大食をしない」ことが要因ではないかと推察しているそう(※1)。

なお同分析では、女性の平均睡眠時間は7時間34分で、男性よりも11分長いものの、回復に費やす割合は女性が49%、男性は54.5%という結果に。睡眠時間は女性のほうが長いものの、睡眠の質は男性のほうが高いということもわかっています。

となると、週末の女性は、かなり睡眠の質が良くないと言えるのかも!? 週末はたっぷり眠っているはずなのに疲れがとれないという女性は、一度自身の睡眠を見直してみるのもよいかもしれませんね。

国によって、睡眠の質がよい曜日は異なる


Firstbestの報告は、火曜日が最も睡眠の質がよいというものでしたが、2014年にiPhone向け快眠アプリ『Sleep Cycle』ユーザーのデータを基に行われた、曜日別の世界の睡眠習慣調査(対象:47ヵ国・941,300人・18〜55歳、調査日:2014年6月1日〜2015年3月31日)では、世界的には水曜日が最も睡眠の質がよいという結果が出たといいます。

曜日は違えど、こちらもウイークデーの中日なので、前述のような「週感覚への順応」や「夕食時の大酒や大食の少なさ」が要因であると推察できそう。しかし同調査では、曜日別の特徴を分析しており、その結果はFirstbestの報告と少々異なるようです

●月曜日
最も早起きだったのは南アフリカ人で、起床時間は午前6時9分。
●火曜日
アメリカ人は火曜日の目覚めが最も悪く、起床時間は午前7時。他にもシンガポール、スペイン、スイス、南アフリカ、ブラジルの人たちは目覚めが悪かった。
●水曜日
世界的に睡眠の質が最もよい曜日で、58%が快眠と評価した。中でも最も睡眠の質がよいのは、中国人だった
●木曜日
中東人が、最も睡眠時間が長い。クウェート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦のユーザーは、目覚めがよい傾向にある
●金曜日
アメリカ人は金曜日が1週間の曜日のうちで最も起床が遅く、平均で午前8時24分。しかも目覚めは一番よい。その他、コスタリカ、カナダ、ニュージーランド、スウェーデンも、気分よく目覚めている。
●土曜日
世界の過半数(71%)が気分よく目覚める曜日。90%近くがゆっくり朝寝を楽しんでいる
●日曜日
66%の国でベッドにいる時間が最も短い。最短は韓国で、睡眠時間は5時間53分(※2)。

Firstbestがイギリス人を対象に行った調査では最も睡眠の質が良いのは火曜日でしたが、アメリカ人にとっては最も睡眠の質が悪い曜日という結果に…。調査によって結果にばらつきが出ているのは、睡眠の質と曜日の関係性は、お国柄・国民性も大きく関係しているようですね。

私たち日本人の国民性でよく挙げられるのは“勤勉性”。となれば、平日は眠いのを我慢して働きづめ&勉強づめで、十分な睡眠時間や質の高い睡眠を確保するのは難しそうな印象を受けますね。

しかし、自分の睡眠パターンを把握しておけば、どの曜日が脳も身体も調子がよいのかが分かりますので、自分が最も実力を発揮できる曜日を知っておくと、仕事や勉強の成績でよい結果が出やすいかもしれません。

まずは上記の調査結果のとおりに、なるべく平日の真ん中に大事なプレゼンや試験の予定が入れられるように調整してみては?