連日、熱い戦いが繰り広げられているリオ五輪。テレビでの応援にも思わず力が入りますね。
熱を帯びているのは天気も同じらしく、最高気温が日々更新され、日本列島は全国アッチッチ状態です。
これは注意・警報を通り越して、危険レベルの暑さ!
もはや熱中症が心配なのは年配の方や子どもだけではありません。
そこで、大活躍するのが「キウイ」です!
注目すべきはその豊富な栄養素の数々。 知られざるキウイのヒミツに迫ります!

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グリーンのキウイ。チクチクした毛のある外観とはまるで違う鮮やかさ


キウイにはいろんな意味がある

新参者ながらもはや定番フルーツの座を維持しつつあるキウイ。原産は中国ですが、品質改良したニュージーランドが名称をキウイフルーツ(kiwifruit)として世界に広めました。この名前がニュージーランドの国鳥「kiwi」にちなんでつけられたのは有名な話です。
この鳥の名前としてだけではなく、「KIWI」はニュージーランドではいろいろな意味を持っています。
ニュージーランド人の愛称としてそのまま使われたり、“The kiwi”と言えば“ニュージーランド・ドル”を指すのだとか。
さらに、家事や子育てに熱心なニュージーランド人の夫は“キウイ ハズバンド”と呼ばれます。
鳥のキウイの場合、メスが産んだ卵を温めるのはオスの役目。孵化するまでの約2ヵ月半もの間、オスが真面目に卵を温め続けることから、こう呼ばれるのだそうです。ニュージーランド版イクメン、というわけですね。


世界的産地はあの国、と思いきや……

2015年に日本に輸入したキウイは97%がニュージーランド産です。当然ニュージーランドがキウイフルーツの本場だと思ったら、世界での生産量を比べると、ニュージーランドは約38万トンで、第3位でした!
1位は原産国の中国で、約176万トンにもなります。
では、2位はいったいどこかというと、なんとイタリアです!
生産量は約44万トンで、栽培方法が棚や垣根を使うブドウと似ていたため、ブドウ農家が転作で栽培したことから始まったそう。イタリアの気候に適していたことから発育がよく、今や世界に流通する約4分の1の収穫量を占めるまでになったのだとか。イタリアはレモンやオレンジのイメージがあるせいか、キウイが栽培されているなんてちょっと意外でした。
ちなみに、わが日本は世界第9位(約3万トン弱)の生産量です。国内の産地では主に愛媛県、福岡県、和歌山県などで、この3県で国内流通量の約6割を占めるほど。みかんの産地と似ていますから、気候や栽培方法に通じるところがあるのかもしれませんね。

実をつけたキウイの木


栄養豊富なミラクルフルーツ

さて、そのキウイ、実はとっても栄養豊富なミラクルフルーツです!
ビタミンCやEをはじめ、便秘に有効な食物繊維、高血圧などに有効なはたらきのあるカリウム、妊婦に必要な葉酸などが含まれ、食事の栄養バランスを補足するのに最適だと言われています。
およそ100gあたりに含まれる主要栄養素17種類の「栄養素充足率スコア」では、キウイは他の果物を引き離してトップに君臨。片手に乗る大きさの小さなキウイ1個には、さまざまな種類の栄養素が詰まっているのです。
健康にはもちろん、美肌やエイジングケアなど美容にもオススメのキウイは、熱中症対策にも有効だとして、近年注目が集まっています。


熱中症にはキウイの“食べる点滴”!

熱中症対策には水分だけでなく、塩分も必要なことが知られてきましたが、実はその他にミネラルとしてカリウム・マグネシウム・カルシウムが、さらに糖分が必要です。
点滴には、ナトリウム(塩)、糖分、カリウム、マグネシウム、カルシウムの5つが含まれており、ドラッグストアなどで手に入る経口補水液も同様の成分です。
嬉しいことに、キウイにはそのうちの4つ、糖分・カリウム・マグネシウム・カルシウムがバランスよく含まれているんですよ!
そこで、管理栄養士であり、臨床栄養実践協会理事長の足立香代子先生推奨のキウイを使った “食べる点滴”をご紹介しましょう。
ビニール袋に皮をむいて適当な大きさにカットした完熟のキウイ(1個)を入れ、塩をひとつまみ入れてよく揉みます。そこへ100〜150mlの水を入れればでき上がり!
これを就寝の1時間ぐらい前に飲むと、夏バテの防止や翌朝のお通じにも有効だそうです。

── この酷暑を乗り切り、美容と健康を保つためにも、ぜひ食生活にキウイフルーツを取り入れてみてはいかがでしょうか。
来る9月1日は「キウイの日」!さらなるキウイ特集をどうぞお楽しみに!

参考:ゼスプリHP、朝日新聞

キウイはスムージーにしても美味しそうですね!