ダニ捕り製品の販売会社がダニ33億匹の“供養会”を開催「ダニの菩提を弔います」

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兵庫県たつの市に本社をおき、ダニ対策製品を開発、製造している企業「日革研究所」が、8月11日に「ダニ33億匹供養会」を実施した。

開催されたのは兵庫県姫路市にある臨済宗のお寺、龍門寺。

この時期に行なったのはお盆の時期であることに加え、日本において一般的にダニの繁殖の最盛期である梅雨時から9月あたりにかかっているためとのこと。

当日は龍門寺の住職たちによって読経が行われた。

日革研究所提供

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祭壇にはダニの「遺影」も。

日革研究所提供

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なぜダニを供養するのか

ダニを退治する製品を作る会社が、なぜ今「ダニ供養」を行うのか。

同社が販売する「ニッケンのダニ捕りマット」「ニッケンのダニ捕りロボ」等のダニ対策製品の販売累計は、この夏で1000万個に到達することとなった。

この数は、ダニ対策製品により退治したダニの総数、累計で約33億匹に相当し、節目として執り行うことにしたという。

体長が0.2ミリから0.5ミリ程度と、肉眼でも見逃してしまいやすい身体の小さなダニ。これが33億匹という数は少し想像つきにくいだろう。

ダニの体長を0.5ミリとして直線距離で例えると、約1650キロメートル、北海道札幌市の時計台から鹿児島県種子島の田ノ脇岬までの距離に相当する。

日革研究所提供

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子どもたちの健康と、ダニへの祈り

屋内ダニといわれるダニ、チリダニはアレルギー疾患の原因のひとつ。喘息やアトピー性湿疹などの症状に悩まされる人は後を絶たない。小児性喘息の原因の70から90%は屋内ダニだ。

そもそもダニ対策製品を作るきっかけは、創業者の渡邊秀夫会長の初孫が重症のダニアレルギーだったことにあり、母子ともに苦しんでいるのをなんとか助けたいという一心で製品開発した。

しかし、居住空間にダニが増えたのも人間の生活が一因と、同社の渡邊敏之さんは話す。

「元々、ダニは人類よりはるかな地球上の先輩で、人類が生活の快適さを求めるゆえに生活環境が季節を問わず快適空間になったために居住空間に急増するようになったのもダニ被害問題の一因です。

これからの地球を担う子どもたちの健やかな未来のために、手前どもはますます研鑽を進めてまいります。それとともに、もう1つの地球にある命であるダニにもこのお盆、菩提の灯りを捧げたい、その思いから(供養会を)行うこととなりました。
(渡邊さん)

日革研究所提供

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龍門寺は同社と元々縁のある寺で住職の河野太通老師とのつながりがあり、同社から最も近いということから供養会の場所となった。

日革研究所提供

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ダニアレルギーの症状に悩む子どもたちのための祈りもこめられた供養会は、毎年の定番となっていくそうだ。

同社では今後、毎年8月11日に「ダニ供養会」を行う予定で、来年はアジア各国の愛用者も招いて行うという。