世の常識や決まり事から大きく外れたアウトな人たちをゲストに、ナインティナインの矢部浩之、マツコ・デラックスとトークする。この日は、80年代〜90年代のアイドル歌手に多数の歌詞を提供し、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」などでも知られる作詞家の及川眠子が2回目の登場となった。

昨年(2015年)9月に出演したときは、18歳年下のトルコ人の元ダンナに3億円をつぎ込み、「四半世紀ぐらいは年収3000万円以下だったことがないけど、先月の口座の残高は10万円」と明るくあっさり話していた。

フランス人形が回っているイメージ

その及川が連れてきたのは音楽プロデューサーの水橋春夫で、2人組のアイドル「Wink」のプロデューサーだ。であり、及川によると「私の音楽人生30年で出会ったなかで一番アウトな人」「何を言ってるか分からない。この人と仕事をできる作詞家は3人しかいない」らしい。

たとえば、「淋しい熱帯魚」(1989年)のときの発注は、「クルクルさせて」だった。そのときの水橋にはフランス人形のイメージがあり、2人でドレスを着て回ったらきれいだなと振り付け込みで思い浮かんでいたそうだ。「そう言ってくれればいいのに全然説明がなかった」と及川はいい、歌詞の「Heart on wave」という一節についても「私もいい加減だから、そんな英語はないと思いながら書いたら、それを『ハローウェイ』って歌わせたんですよ」

「背徳のシナリオ」なぜ突然ツンドラが出てくるの?

ほかにも、「背徳のシナリオ」(1991年)では、「ツンドラを入れろ」とそれらしい歌詞を書いたが、水橋は「ツンドラの言葉がない、入ってなければ嫌だ」という。できた一節が「窓越し見える せつなげな 白いツンドラ」だった。

理屈をすっ飛ばして、パワーがヒットを生んでいた感じ。現代にもちょっと戻ってくればいいのに。(放送8月4日深夜11時00分)

大森