野村敏京(ゴルフ)の基礎知識

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リオオリンピックのゴルフ競技に出場する、野村敏京(のむら・はるきょう)選手についてまとめてみました。

■ どんな選手なのか?

野村敏京選手は、ゴルフの日本代表選手の中では1番メダルに近い選手と考えられています。女子世界ランクは22位とゴルフの日本人女子選手の中ではトップであり、今年の2月には米ツアーで初優勝を飾っています。アメリカのツアーと日本のツアーを行ったり来たりしており、日本国内での印象は薄いかもしれませんが、その分場数は踏んでいます。世界で戦ってきた経験は必ずオリンピックでも活きるはず。

■ 簡単な経歴

1992年、神奈川県横浜市で生まれ。父が日本人、母が韓国人のハーフです。「敏京(はるきょう)」は韓国人の男性名だそうです。女性なのになぜ男性名かというと、母方の祖母が「お腹が大きいから男の子だろう」と思い込み、生まれる前から決めていた名前だったからだそう。10歳から祖母のすすめでゴルフを始めます。中学2年から叔父がコーチを務め、本格的にゴルフに専念。アマチュア時代は日本のツアーに参加し、多数の賞を獲得しました。2010年には初めて米ツアーのファイナルQTに挑戦しています。QTとは「クォリファイングトーナメント」のことで、ツアートーナメント・チャレンジトーナメントに出場する資格を獲得できる唯一の予選会です。

2011年、18歳の時に日本国籍を選択し、同年米国でプロに転向。この年の4月、米下部ツアーで初めてタイトルを勝ち取り、5月には国内ツアーで優勝します。このとき野村選手は18歳と178日で、宮里藍選手に次ぐ年少記録となりました。その後、2013年は国内ツアーに専念しますが、年末に再度米ツアーのQTを通過し、ツアープレーヤーへと返り咲きます。2016年2月には日本勢4季ぶりとなる米ツアー初優勝を飾り、4月には早くも2勝目をマークしました。

■ さまざまなエピソード

◎ オフは韓国で遊ぶのをやめて…

野村選手は飛距離などパワーを強みとしており、パターなどの小技は不得意としていた部分がありました。しかし、ここ最近はそういったショートゲームの精度が大幅に良くなっているとのこと。その理由をインタビューで聞かれた野村選手は、「本当はね、オフは韓国で遊ぶのが好きなんです。でも今年は、ゴルフに集中しようと思って、ハワイで練習していました。特にずっとやっていたのが、小技の練習。それが、よかったのだと思います」と答えています。自分の性格を「とても負けず嫌い」とも語る彼女。その性格と地道な努力が功を奏したのでしょう。

◎ 家族への甘えを捨て、強くなる

野村選手は中学時代からずっと叔父に指導を受けており、キャディーも務めてもらっていました。しかしその指導はかなり厳しかったようで、試合中に叱責されて彼女は涙を流す場面もあったのだとか…。野村選手も身内だから、と甘えていた部分を自覚し、叔父から離れて別のキャディーをつけることに。コーチは今でも叔父に務めてもらっているようですが、キャディーにはプロのジェイソン・マクディード氏を迎えて奮闘中です。以前は母親が必ずツアーに同伴していたものの、そういうこともなくなったようです。家族からの独立を経て、メンタル的にも一歩成長したのではないでしょうか。

■ プロフィール

◎ 基本情報

・所属:株式会社ロハスプロダクションズ
・出身地:神奈川県横浜市
・生年月日:1992/11/25
・身長:166cm
・出身校:ソウル明知高等学校

◎ 種目

ゴルフ

◎ 優勝歴

・ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープン
・スインギング・スカートLPGAクラシック

(image by amanaimages)
(著&編集:nanapi編集部)