ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の男子体操では団体でも個人総合でも日本は中国の後塵を拝することとなった。経験の浅い若手主体で臨んだ中国代表は、4年後の東京五輪に向けて「奪還」を期するはずだ。そのためには、ライバルが成功を収めた秘訣についても学ぶ姿勢だ。(イメージ写真提供:(C)Aleksandrs Tihonovs/123RF.COM)

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 ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)の男子体操では団体でも個人総合でも中国は日本の後塵を拝することとなった。経験の浅い若手主体で臨んだ中国代表は、4年後の東京五輪に向けて「奪還」を期するはずだ。そのためには、ライバルが成功を収めた秘訣についても学ぶ姿勢だ。

 中国メディア・新京報は12日、日本の内村航平選手と同じ27歳で、今大会の中国代表を引っ張った張成龍選手へのインタビュー記事を掲載した。インタビューのなかで張は、日本に敗れる結果となった問題点は「自分たち自身にある」としたうえで、日本代表から学ぶべき点について言及している。

 張は、近年急成長を遂げた日本の体操について「昨年10月に開催された世界選手権以降、日本の訓練方法や技術を研究し、学んできた」ものの、わずか1年では「多くの精髄を完全に学び取ることは不可能だった」とした。また、日本の強みについて「床の種目において、ツイストや技の繋がりといった点で中国のレベルを大きく上回っている」と解説。高い得点を獲得するためには動作の安定性も重要であり、同種目で中国代表の点数が伸びなかった背景の1つには技を出す際の姿勢の悪さがあると説明した。

 記事は、日本が得意とする床において技術を学び、追いつく努力をすると同時に、つり輪や平行棒といった中国の得意種目のレベルも保ち続ける必要があると張が語ったことを併せて紹介している。

 今の体操競技は、難度と技の美しさの両方で高いレベルが求められる。完璧な演技をこなしても低難度では、また高難度でもミスが多ければ、試合に勝つことはできないのだ。いかに高難度でなおかつ安定した得点を出せるようにするかがカギとなるが、そのためには日々の鍛錬とともに研究や学習が欠かせないのである。

 中国代表はこの先、五輪王者となった日本に対する学びの姿勢をこれまで以上に強めてくることだろう。4年後、自国開催となる日本は連覇という使命が課せられる。東京五輪に向けた両国の戦いは、すでに始まっているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Aleksandrs Tihonovs/123RF.COM)