今スグやめて…!みるみる「抜け毛が増える」整髪剤のNG使用法

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髪の毛のセットやアレンジには欠かせないワックスやスプレーなどの整髪剤。正しい使い方をすれば髪への負担は心配するほどではありませんが、間違った使い方を続けると、抜け毛の原因となってしまいます。

そこで今回は美容師の筆者が、正しい整髪剤の使い方と注意点についてお伝えします。

■長時間の整髪剤の使用は、髪に負担をかける

特に使用される機会の多い整髪剤の代表としてワックスが挙げられます。ワックスは髪に水分と油分を与えて髪を動きやすくしてくれますが、その反面、ワックスの中に入っている“界面活性剤”によって髪の健康を損なう可能性があります。また、ワックスの油分により汚れが付着しやすくなり毛穴などに詰まると落ちにくくなってしまいます。

■髪に負担をかけない、整髪剤の正しい使い方

髪を健康に保ちながらヘアセットを楽しむための、整髪剤の正しい使い方をお伝えします。

(1)長時間つけたままにしない

長時間整髪剤が付いていると、髪や頭皮の負担になってしまいます。外出時のみの使用にするなど、使用する時間が長くならないよう工夫しましょう。

(2)髪の根元につけない

髪の根元につけると毛穴にワックスが入り、毛穴を詰まらせてしまい抜け毛の原因となってしまいます。また、ふんわりさせようと思って根元につけても逆に重さでボリュームがなくなってしまうので、毛先のみにつけるようにしましょう。

(3)シャンプーやすすぎで整髪剤をしっかり落とす

整髪剤を使用した日はいつもよりすすぎやシャンプーを念入りに行い、しっかり落とすようにしましょう。また、たくさん付けてしまいガシガシになっている場合は、次の手順でシャンプーするとワックスが落ちやすくなります。

■整髪剤で髪がガシガシになった時のシャンプーの手順

(1)シャンプーの前に髪を粗めのクシで梳かす

(2)すすぎの前に“トリートメント”を髪につけてクシで梳かす

(3)念入りにすすぐ

(4)シャンプーしてすすいだ後、いつも通りトリートメントを行う

整髪剤は油分が多いので、トリートメントの油分で整髪剤の油分が落ちやすくなってくれます。

人の髪は1日あたり約100本ほどは自然に抜けます。抜け毛には個人差もあり、季節や様々な条件で変わります。その条件のひとつとして“整髪剤の使用”があるだけだともいえます。抜け毛が気になるという方は、日々のヘアケアにも注意をして行ってくださいね。

【筆者概略】

小泉順一朗・・・ 美容師。都内美容室勤務を経験後、22歳で『川田美容室』を設立。お客様が楽しくなるサロン作りをコンセプトとしており、HP・ブログ・LINE@などでも日々のケアなどを発信。アフターフォーローにも務めている。

【画像】

※ Nina Buday / Shutterstock