「一路順風」の劇中写真=金馬執委会提供

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(台北 13日 中央社)2016台北ゴールデン・ホース・フィルム・フェスティバル(金馬影展)は12日、オープニング作品をチョン・モンホン(鍾孟宏)監督の「一路順風」に、クロージング作品をミディ・ジー(趙徳胤)監督の「再見瓦城」に選んだと発表した。

「一路順風」はチョン監督にとって「失魂」以来3年ぶりの新作。香港の喜劇俳優、マイケル・ホイ(許冠文)が主役を務める。マイケル演じる香港出身のタクシー運転手がならず者の麻薬運び屋と出会い、2人で南に向かう中でヤクザ親分の葬儀に誤って入ってしまったり、悪人同士の裏切りに遭ったりなどといった予想外の出来事を経験しながら、次第に運命共同体になっていく…というストーリー。

チョン監督は開幕作の重責を担うことついて、「ブルペンで待機することがほとんどの投手」が「先発投手」になったようだと謙遜しながらも、今年「最もクール」な出来事だと喜びを示した。

閉幕作の「再見瓦城」は、ミャンマーからタイに密入国し、不法就労する男女を描いた作品。主演のクー・チェンドン(柯震東)とウー・クーシー(呉可熙)の演技により、密入国者の新生活に対する欲求が細やかに表現されている。ミディ監督は7年前に若手製作者養成プログラム「金馬電影学院」に参加した際、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督からの励ましを受けて同作の脚本執筆に乗り出したといい、実家に帰ってきたような感覚だとコメントを寄せた。同作は今月31日に開幕する「第73回ベネチア国際映画祭」のベニス・デイズ部門にノミネートされている。

金馬国際映画祭は11月4日から24日まで開催される。

(王靖怡/編集:名切千絵)