立ち止まり自分をまんなかに戻す 前編【マインドフルネスでいまを生きる】

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立秋を過ぎここ数日、秋の気配がよりはっきりしてきたような感じがします。人間の身体を含む自然は、移ろうこと、変化し続けることがその本質なのだなあとしみじみと感じます。
環境も自分自身もどんどん変化するからこそ、1日の中に少しだけでも立ち止まる時間をつくることは自分をまんなかに戻すのに有効だなと思います。川の流れに乗って流れていくだけでなく、その流れを俯瞰して見つめることで落ち着いて自分の道を歩けるのだろうと思います。
静かに座って自分の呼吸を感じ、自分のまんなかに戻る時間の豊かさははかりしれません。ついちゃんとやらないと、と頑張ってしまいますが1週間に1度70分座るよりも、5分でも10分でも日々の生活に取り入れてみるのがおすすめです。そうはいっても、なかなか時間がとれない、という声もよく聞きます。
私が最近気に入っているのは、朝の掃除の時間を特にマインドフルに行うこと。自分の呼吸に気づきながら掃除機をかけます。掃除機をかけるためには必要のない力みを発見したり、ちょっとしたものを動かすのを面倒だなと感じていることに気づいたり。ぞうきんがけのときには、一歩一歩の感覚を大切に前に進みます。肩や背中の感覚、呼吸にも意識を向けながら、一歩一歩。
こんなふうにするととても時間がかかりそうに思えるかもしれませんが、急いで掃除をするのと、たいしてかかる時間は変わりません。家も心身もすっきりするので、むしろ効率的だなとおもいます。
わたしたちは、なぜだかいつも急いでいます。家を出る前で時間がない、というのであればともかく、特にその後の予定がなくても、すべきことはさっさと終わらせようとしてしまいます。なんにつけても時短が重宝されるようです。でも、そうして数分を節約することによってなにが得られるのでしょう。時間を貯めておくことはできません。それがどんなことであっても、目の前のことを丁寧に、自分の心身に気づきながら行ってみる。それはつまり、今この瞬間を生きるということです。
今日の1枚:
季節の移ろいを感じるのはいつも朝や夕方です。とんぼも飛び始めました。そろそろ夜に虫の声が聞こえはじめそう。一瞬たりともとどまっていないからこそ、一瞬一瞬が尊いなあとおもいます。
後編に続く>>

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