みなさんは「タマリンド」と呼ばれるフルーツをご存じですか? 日本ではあまり見かけませんが、タイやフィリピンでは料理やおやつに日常的に食べられている、メジャーなトロピカルフルーツです。アジア旅行のときに出会う人が多いようですが、甘酸っぱくてやわらかいタマリンドは、今、日本でもその栄養価の高さに注目されているんです。

豆っぽい? けどトロピカルフルーツ

大きな木になるタマリンドの果実は、「さや」のなかに入っているため、見た目はさやえんどうのような感じ。しかしなかから出てくるものは、緑色の酸っぱいフルーツ。これがだんだんと熟してくると甘味が出てきて茶色くなり、甘酸っぱいフルーツになります。たくさんの栄養素が含まれていて、料理に使ったりおやつとして食べられています。

抗菌、抗ウイルス効果で病気に強い

タマリンドのエキスには抗菌・抗ウイルス効果のある天然化合物が含まれています。原産国であるアフリカ・インド・パキスタンなどでは薬効として使用していたほどです。
現在では抗生物質耐性の代用になる薬草として注目を集めている植物なんです。

たくさんの栄養素が含まれている

暑い国で育てられているだけに、タマリンドには夏にうれしい栄養素がたくさん! カリウムや鉄だけでなくビタミン類も豊富で、糖代謝をサポートするために必要なビタミンB1も含まれています。そのほかにも、食物繊維やタンパク質・脂質と栄養のバランスがよいのも特徴です。
そしてなかでも注目したいのがマグネシウムです。不足しがちなミネラルになりますが、体内では多くの役割を果たしてくれる栄養素になるので大切な成分です。おいしくたくさんの必要な栄養がとれるのはうれしいですよね。

日本人好みの甘酸っぱさがおいしい!

タマリンドは種が大きいので果実が少ないのが特徴です。ドライフルーツにして食べるのが一般的なようですが、調味料としてビンに詰められていたり、ペースト状になって売っているものもあります。もともとの味が甘酸っぱいので、アメやジュースになって売っていたりします。
また、さやに入ったまま売られているものもあり、生のまま食べることができます。タイやフィリピンへ旅行のさいにぜひ味わってみてはいかがでしょうか? あんずのような甘酸っぱさは日本人にもなじみのある味ですよ。

日本でも見かけられる?

タイでも有名な「タマリンドをバナナチップでサンドしたお菓子」は日本でもじわじわと話題になっています。いろいろなメーカーから販売されていて、お土産としても大人気です。
日本のスーパーや輸入食品が売っているお店にいくと、たまに見かける人もいるのでは? 「タマリンドってなんだろう?」と不思議に思った人は、お菓子などから試してみる価値ありです!