山ガールブームや中高年者の登山人気を経て、すっかりメジャーになった「登山」。今年の8月11日からは新しい国民の祝日「山の日」が施行されたほか、すでに7月1日には、富士山(吉田ルート)も山開きし、現在は登山シーズンまっただ中。しかし一方で、山岳遭難者は年々増えている。そこでマクロミルは、今の「登山」の実態を探るべく調査を実施した。調査は全国の20歳以上の男女を対象に実施。有効回答数は1207人となった。

登山の実態調査

■登山経験者は全体の40%。その内の約半数が、“山ガール”ブームの2009年以降に開始!

全国20歳以上の男女1207名に対する調査で、実に40%に登山経験があることがわかった。また、そのうちの47%が、“山ガール”がブームとなった2009年以降に初めて登山をしていた。

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2009年以降に登山経験のある人(224名)に登山を始めたきっかけを聞いたところ、1位は46%で「友人に誘われたから」%、2位は31%で「家族に誘われたから」、3位は30%で「自然が好きだから」となった。親しい人に誘われることが登山のきっかけとなることが多いようだ。

■95%が「登山」について何らかの問題意識をもつことが明らかに

2015年6月に警察庁が発表した「平成26年中における山岳遭難の概況」によると、山岳遭難発生件数は2011年から右肩上がりで増え続けている。本調査でも、2011年以降に登山経験がある人のうち30%が、「道に迷った」「急激な天候変化で困った」「遭難しかけた」など、山で危ない目にあったことがあると回答した。

登山の実態調査

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また、「登山」について何らかの問題意識がある人は、登山経験の有無にかかわらず、全体の95%にのぼった。「重大な問題である」と感じることを伺ったところ、1位が66%で「ゴミを持ち帰らず、山中に捨てる人がいること」、2位が51%で「登山客のマナーの低下」、3位が49%で「十分な装備や知識がないまま登山をする人が増えたこと」となった。

登山の実態調査

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■今年からスタートの「山の日」。認知率は36%だが、66%は「嬉しい」と歓迎ムード!

今年の8月11日から、新しい国民の祝日「山の日」がスタートする。「山の日」の認知率を調べたところ、36%にとどまった。しかし、「山の日」が始まることについては、66%が「うれしい」と回答。これまで存在は知らなかったとしても、祝日自体は歓迎する人が多いようだ。

登山の実態調査 登山の実態調査

国民の祝日に関する法律で「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日とされている。「山の日」の施行をきっかけに、山への関心が高まると思われるが、一方で、ごみ問題や遭難者数の増加などの課題もあるのが現実。これから登山を始めようと思われている人は、マナーや準備を忘れずに「山」を楽しんでほしい。

■人気の山ランキングは、1位「高尾山」、2位「富士山」、3位「六甲山」!

なお、今回の調査では全国の登山経験者に、これまで登ったことのある山を伺った。その結果は、1位「高尾山」、2位「富士山」、3位「六甲山」となった。

人気の山ランキング(登ったことのある山)(ベース:登山経験者/n=479)

登山の実態調査

日本一の山「富士山」を抑えて堂々の1位となった「高尾山」には144票が入り、登山経験者の30%が登ったことがあることがわかった。なお、「高尾山」には、まだ登ったことのない人(登山経験有)の56%が「登ってみたい」と回答。その理由の1位は54%で「初心者でも登りやすそうだから」だった。

【調査概要】
調査主体:株式会社マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:20歳以上の男女(マクロミル提携モニタ)
割付方法:男女×年代(20,30,40,50,60代以上)別に回収/合計1207サンプル
調査日時:2016年5月26日(木)〜30日(月)

文/編集部