高級ハイブリッドKarma Revero発表。Fisker Karmaの再来はルーフにソーラーパネル搭載

写真拡大

2013年に破綻した高級スポーツPHVメーカーFiskerから資産を引き継いだKarma Automotive が、新ハイブリッドカー Karma Revero を発表しました。そのデザインはFisker Karmaそのもので、流麗なボディワークをそのまま再現する一方、ルーフには新たにソーラーパネルを備え「走行するのに十分なエネルギーを生み出す」とのこと。Karma Automotiveの前身Fiskerは、当初はテスラと並び称される新世代自動車メーカーでした。しかし、堅実に実績を重ねていったテスラに対し、Fiskerはレオナルド・ディカプリオやジャスティン・ビーバーへの納車が話題になったものの、性能面ではいまいちという評価しか得られませんでした。

一方で販売初期に2件の炎上事故が発生し1400台をリコール、さらに2012年にはニューヨークを襲った巨大ハリケーン・サンディによる水害の際、浸水したKarmaがつぎつぎと爆発炎上する事態が顧客離れを呼び、翌年Fiskerは経営破綻に追い込まれました。

今回新車を発表したのは破綻後Fiskerの資産を買い取った中国の万向集団が設立したKarma Automotive。そしてその車のデザインはアストンマーチンDB9やBMW Z8の仕事で知られたデザイナーHenrik Fiskerの手によるKarmaそのものです。

 


デザインの評価で言えばテスラよりはるかに上だったKarmaだけに、そのままの姿を再び見せてくれたことを喜ぶ自動車ファンは多そうです。ただ、現時点でKarma は新車Reveroについての情報を「ルーフにソーラーパネルを搭載する米国初の市販車」という以外ほとんど公開していません。このソーラーパネルによって「走行するのに十分な電力を生産できる」とはいうものの、基本的にハイブリッドカーであることは忘れてはいけません。

とはいえKarma Automotiveはルーフのソーラーパネルをブランド・アイデンティティに掲げるとしており、手作業で加工されるというエンブレムとともに大きなこだわりのポイントとしてアピールする計画のようです。

また4月にWall Street journalが伝えたところでは、BMWから車輌制御および電装系、充電システムなどの供給を受けるとされます。BMWが協力するなら信頼性の面でも飛躍的な向上が見込めそうです。

 

 

Karma Reveroは北米にある10のディーラーで販売を開始する計画とのこと。店舗数は少ないものの、Reveroは大量販売のための車ではなく、自動車に美しさと忘れられないような体験を求める「違いのわかる人」のための車として提供していくとしています。

なお、Karma Automotiveは9月8日にカリフォルニアでReveroの実車を公開し、予約受付も同時に開始する予定。9月7日にはiPhone 7や新型プレイステーション発表の噂もあり、米国のお金が余って仕方ない方々にはさぞ楽しみな2日間となりそうです。