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米Array Networks(日本法人:アレイ・ネットワークス)は8月9日(現地時間)、仮想マルチテナント型ADC(アプリケーション・デリバリ・コントローラ)アプライアンスの新たなエントリーモデルである「AVX3600」の発売を開始した。

新製品は、性能保証型およびベストエフォートの双方で仮想インスタンスを提供でき、負荷分散/ADC、SSL-VPN、WAFなどの仮想ネットワーキングやセキュリティ機能をサポートする。筐体本体の1/4キャパシティ(性能)単位で購入が可能であり、仮想アプライアンスのサイズや機能を柔軟に組み合わせるオプションもそろえている。

これにより、クラウド事業者やユーザ企業は顧客、アプリケーションの増加に伴う拡張が1つの筐体で可能となり、管理効果の向上と設置に必要なスペース、電源、空調コストの削減を同時に実現することができるという。

AVXシリーズは、性能保証型の仮想インスタンス間において共有ハードウェアリソースの奪い合いをしないため、クラウド事業者はロードバランシングやセキュアアクセスを高性能のSLA保障可能なインフラサービスとして提供できる。

また、サービス事業者はスタンドアローンのアプライアンスを新規顧客向けに個別にラッキングやスタッキングを行う必要がなく、新規顧客もしくは新規の負荷に対しては自動化されたクラウド管理システムからシームレスに実装することができる。

一般的にMicrosoft、Oracle、SAPやそのほかのアプリケーションを利用している企業は、各アプリケーションの可用性のためにADCをHA(クラスタ)単位で実装することや、セキュアアクセスのために個別にVPNソリューションのアプライアンスを1対実装することは定石のため、多数のハードウェアの管理を必要としている。

しかし、AVXシリーズは1対(=2台)のハードウェアを導入するだけで、アプリケーションごとに個別の仮想ADCインスタンスを割当てることや、安全なリモートやモバイルからのアクセスのために仮想SSL-VPNインスタンスを割当てるといったサブシステムをHAごと統合が可能だという。

そのほか、VMware vRealize Orchestrator(vRO)および Microsoft System Centerと併用した場合、AVXシリーズはBusiness-criticalなアプリケーションに対する可用性、性能、セキュリティを保障するための合理的かつ投資効果が高く、迅速な手段を提供するとしている。

(岩井 健太)