映画『ペット』の面白ペットたちが可愛くてたまらん! 同時上映のミニオンズ新作も合わせてトコトン笑えます【最新シネマ批評】

写真拡大


[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはCGアニメの『ペット』(2016年8月11日公開)。この夏は動物がらみの映画がもりだくさん。『ターザン:REBORN』『ジャングル・ブック』に続いて、今度はみんなが大好きな動物アニメ。

しかし、本作は野生に生きる動物ではなく、ご主人様を待つペットたち。これがまたかわいくて……。では物語からいってみましょう!

【物語】

NYマンハッタンで、飼い主のケイティに可愛がられているテリア系雑種犬のマックス。ケイティが出かけると、同じアパートのペットたちとにぎやかに遊んでいました。

ある日、ケイティがムクムクの大きな犬を連れて帰って来ます。彼の名はデューク、今日からこの家で同居するっていうんです。「仲よくしてあげてね、マックス」と言われても、「ええっ、ケイティの愛は独り占めだったのに〜!」とマックスはおもしろくありません。おまけにデュークはずうずうしくて、気が合いそうにもない!

ところが、マックスとデュークが散歩代行人と街に出たとき、うっかり迷子になってしまい、保健所に捕らわれそうになってしまいます。逃げ出した先で出会ったのは、飼い主に捨てられた元ペットの集団。彼らは人間に復讐をしようとしていたのです。

【『トイ・ストーリー』のペット版?】

飼い主たちが出かけているとき、ペットたちは何をしているのか? というと、みんなで好き放題、おしゃべりも自由自在というのは、なんかペット版『トイ・ストーリー』のよう。

新しいペットがやってきて、主人公が、飼い主の愛を取り合う感じも似ている(ウッディとバズの関係のよう)と、初めは思ったのですが、捨てられた動物たちが出てくるあたりから、見える世界が変わって来ました。

オモチャの場合は「持ち主が遊んでくれなくなる、オモチャ箱の暗闇から出られなくなり、いつか捨てられる」という切なさがありました。この映画も捨てられたペットたちが登場しますが、彼らはしんみりしていません。自分たちを捨てた人間に闘いを挑むのです。強いわ〜。

そんな捨てられた動物たちにとって、飼い主のもとでヌクヌク暮らしているマックスたちの存在はおもしろくないわけですよ。

というわけで、目の敵にされるマックスたちと、一致団結する同じアパートの仲間たちの友情、動物同士の闘いなど、アクション満載! オモチャに比べるとキャラクターのバリエーションが少ないけど、その分、動きで見せる、という感じ。

動物たちが飼い主不在の間、部屋にあるもので遊ぶシーンなどは、かわくておもしろいし、ペット目線で見る世界っていうのが新鮮です。

【ミニオンズのスタッフが結集して作り上げた映画】

映画『ペット』を作り上げたのは、『怪盗グルーの月泥棒3D』『怪盗グルーのミニオン危機一髪』の監督でもあるクリス・ルノー。にぎやかなアクションシーンや、とぼけたギャグの突っ込み方など、テンポがあって楽しいです。

そして、『ペット』の同時上映はミニオンズの短編アニメーション『ミニオンズ アルバイト大作戦』が登場。ボス探しの次にミニオンズが挑むのは……。短編だけどインパクト大! ミニオンズはあいかわらず思うがままに生きていて、失敗しても立ち直りが早いところが、明るい気持ちにしてくれますよ、ホント。

ミニオンズというおまけ付でお得感いっぱいの夏アニメ『ペット』。動物好きはもちろん、動物が苦手な人でも大いに笑えるし、デート、女子同士はもちろん、夏休み、姪っ子ちゃんや甥っ子ちゃんを連れて映画に行くときなど、最適ですよ〜。

執筆=斎藤 香 (C) Pouch

『ペット』
(2016年8月11日より、新宿バルト9他、全国ロードショー)
監督:クリス・ルノー、ヤーロウ・チェイニー
声の出演:ルイス・C・K、エリック・ストーンストリート、ケヴィン・ハート、ジェニー・スレイト、エリー・ケンパーほか
(C)UNIVERSAL STUDIOS

この記事の動画を見る