中国を訪れたことのある人ならば、北京や上海などの都市部における喧騒を知っているだろう。「活気がある」という表現もできるが、「騒々しい」とも表現できる。一言で言えば、街にはたくさんの音が溢れているということだ。そんな環境で暮らす中国人からすれば、日本はあまりに静かに感じるらしい。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国を訪れたことのある人ならば、北京や上海などの都市部における喧騒を知っているだろう。「活気がある」という表現もできるが、「騒々しい」とも表現できる。一言で言えば、街にはたくさんの音が溢れているということだ。そんな環境で暮らす中国人からすれば、日本はあまりに静かに感じるらしい。

 中国メディアの生命時報はこのほど、日本では地下鉄やバス、銀行のように不特定多数の人がいる場所は「非常に静かだ」と伝えたうえで、日本人は「音もなく歩く」民族であると伝えている。

 記事は、日本人の習慣として「他人がいる場所では小声で話す」とし、これは他人に迷惑をかけないためであると指摘。日本では誰かが大声で叫んでいるような場面に出くわすことは稀であり、日本人はビルやエレベーター、ホテルなど公共の場所に入った途端に声のトーンを落とすと指摘、日本人の日常生活は「隅々まで静けさに包まれている」と論じた。

 さらに、日本人は公共の場所では「足音」にまで気を遣っていると伝え、女性のハイヒールの音が響きすぎないよう床にじゅうたんを引いたり、会社内では革靴からスリッパに履き替えるなどの工夫をしていると紹介。こうした日本人の習慣の背後には「静かな環境があってこそ、秩序がもたらされ、秩序があってこそ高い効率が生まれる」という考えがあるのだと主張した。

 記事が指摘しているとおり、日本人が「音」にまで配慮するのは事実だと言える。音は時に他人にとっては不快なものに成り得る存在であるため、他人に迷惑をかけないよう音を出さないよう配慮する場面は日常的に存在する。他人に迷惑をかけないという考え方がほとんど存在しない中国からすれば、「足音」にまで気を遣っている日本人はまるで「音もなく歩く」民族に映るのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)