日本の風邪薬輸入した台湾男性が起訴猶予処分に  麻薬成分検出で

写真拡大

(台北 11日 中央社)台北地方法院検察署(地検)はこのほど、麻薬成分を含む薬品を輸入したとして、毒品危害防制条例違反の容疑で書類送検されていた男性を起訴猶予処分とした。

男性は昨年10月に日本を訪れた際、現地で買った風邪薬を気に入り、その後日本に住む姉に10箱分の代理購入と台湾への郵送を頼んだという。姉は荷物に品名や成分、数量などを書いていた。

台湾の税関は薬品の数が10箱と多かったことなどから、法務部(法務省)調査局に検査を依頼。その結果、台湾で麻薬成分として規制の対象になっているメチルエフェドリンやコデインが検出された。男性は取り調べに対し、麻薬を製造する意図はなかったと容疑を否認していた。

検察は男性には前科がなく、犯意もなかったとする一方、この薬品を無許可で輸入したことは薬事法違反に当たるとして、起訴猶予処分とした。

台湾では今年、日本の通販サイトで風邪薬3箱を購入した女性が毒品危害防制条例と薬事法違反の容疑で送検されたが、こちらは嫌疑不十分で不起訴処分となっている。

(蔡沛キ/編集:杉野浩司)