10日、尖閣諸島情勢が緊迫の度合いを増している。中国の挙動はタカ派に対するポーズであり武力衝突にまでは発展しないと台湾の研究者は分析している。

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2016年8月10日、台湾紙・旺報によると、台湾の研究者は戦略的判断から日中は対立しても武力衝突には到らないと指摘した。

尖閣諸島情勢が緊迫の度合いを増している。8月に入り、数百隻の中国漁船が尖閣諸島近海に出現。随行した中国公船がしばしば日本の領海に侵入している。一触即発の事態に思えるが、タカ派に対するポーズであり武力衝突にまでは発展しないと台湾の研究者は分析している。

東呉大学の劉必栄(リウ・ビーロン)教授は、(1)9月初めに中国でG20サミットが開催される(2)安倍晋三首相はG20サミット期間中の日中首脳会談を望んでいる―との2つの理由から、日本側が沈静化に努めて事態拡大は避けられると予測した。

政治大学国際関係センター米欧研究所の厳震生(イエン・ジェンション)研究員は、中国の狙いは力を誇示することにあると指摘する。日本だけではなく、在韓米軍のTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)配備を認めた韓国、南シナ海問題の関連国に対してのパフォーマンスでもある。(翻訳・編集/増田聡太郎)