中国では、真に発展を遂げた国に見られる特長の1つには弱者に対する配慮があるという見解が見られる。非常に説得力のある見解であり、国は経済発展のみならず弱者への配慮もおろそかにしてはならない。

 中国メディアの捜狐はこのほど、「全世界の身体の不自由な人たちのなかで、最も幸福感が強いのは日本に住む身体の不自由な人たちではないか」と主張しており、身体の不自由な人たちによる電車の利用を支える日本の鉄道サービスを絶賛している。

 記事は、日本では中国と異なり、「車椅子に乗った身体の不自由な人が地下鉄を利用するのは、とても簡単なことだ」と説明、しかし「この簡単に思える事を成し遂げるには、駅や車両に少なくとも4つの大きな条件が必要である」と指摘。

 その4つとは、第一に車椅子に乗った身体の不自由な人たちの改札からプラットフォームまでの移動を支援するエレベーター等の設備、第二に身体の不自由な人たちを進んで助ける精神と責任感が伴った系統的なサービス、第三に車両内の車椅子専用のスペース、第四に身体の不自由な人たちが目的駅到着後に支援するために必要な発車駅と到着駅の連絡体制であると記事は紹介した。

 こうした支援システムを実施するのは「非常に難しく思える」かもしれないと説明。しかし必要なのはただ「愛と責任」であると指摘、日本はこうした特質を有していると絶賛した。

 身体の不自由な人から見れば、日本で電車を利用するうえでの問題はまだ多く存在するかもしれないが、それでも中国に比べれば日本のサービスは、実際非常に優れていると言えるだろう。改札からプラットフォームまでの移動、乗車の援助、そして目的駅到着後に降車の援助、さらに乗り継ぎが必要であれば別のプラットフォームまで移動を支援してくれる。

 もし中国人が日本のサービスを利用することがあるなら、このサービスの質に驚嘆するに違いない。さらに、この鉄道サービスを提供する駅員の態度には身体の不自由な人たちの尊厳を大切にする精神を感じ取ることができるが、この点については記事も「弱者に対する思いやりは日本社会の道徳規範ならびに行動原則となっている」と絶賛している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)