中国人旅行客が日本観光の際にガイドから、日本には3つの「多いもの」、3つの「少ないもの」があると聞かされることがあるという。多いものは「お年寄り、自動販売機、カラス」の3つで、少ないものは「太っている人、ゴミ箱、警察官」だ。

 だが、日本を実際に訪れた旅行客の視点からすると、日本には他にもたくさんの「多いもの」があるようだ。中国メディアの中国江蘇網はこのほど、日本各地を巡る7日間の旅行から帰ってきた中国人の旅行記を紹介した。

 記事が指摘した「日本に多いもの」とは「電柱」だ。国土交通省によれば、ロンドンや香港などでは電線の地中化率は100%だが、日本の都市部の地中化率は非常に低く、東京都内では7%にとどまっている。しかし、日本のアニメに登場する電柱や電線のある風景は美しく描かれており、記事も「日本の一種の風景として」楽しむのも良いのではないかとした。

 自動販売機について作者は、ピカピカの自販機がずらっと並んだ光景に圧倒され、日本では街中いたるところに置かれていて種類も多いことに「本当にびっくりした」と振り返った。自動販売機は中国でも見かけるようになったものの、まだ普及率は低く、場所も種類も限定的である。筆者は特に、チケット販売の自動販売機や、コインランドリー、コインパーキングに驚いたようだ。

 また、日本の街中は確かにゴミ箱が少ないものの、「ゴミの分別の種類が多い」とも紹介。在日中国人ガイドから、日本のゴミ分別がいかに細かいかその実情を知り、聞いていたツアー客は皆すっかり感心してしまい、「日本人の文明的な素養と清潔水準の高さ」に衝撃を受けたことを率直に認めた。日本はゴミの分類で中国人が「発狂する」ほど細かく行っており、資源の再利用が行われている素晴らしい国だと評価し、「われわれは環境保護とゴミの分類意識を日本人に学ばなければならないようだ」と締めくくった。

 日本にいると、電柱や整然と並ぶ自販機、ゴミの分類などは平凡な日常の一コマに過ぎないが、中国人旅行客からすると大変驚くことであり、当たり前のことではなかったことに改めて気づかされる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)