リオ五輪:ゴルフ競技の基礎知識

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オリンピックで久方ぶりにゴルフ競技が開催されます。およそ110年ぶりの復活となり、リオオリンピックでも注目の競技となっています。「オリンピックでゴルフを観戦したい!」「興味はあるけどゴルフってどんな競技?」という人のために基礎知識を紹介します。

■オリンピック競技にゴルフが追加!

ゴルフがオリンピックで開催されるのは、男子は1904年のアメリカ・セントルイスオリンピック以来112年ぶりで、女子は1900年のパリオリンピック以来116年ぶりになります。

◎ 試合人数や採用されているルール

オリンピックではストロークプレーが採用されています。ストロークプレーとは、18ホールの合計の打数で順位を付ける事です。打数には、打とうとして空振りした時や、パット数、ペナルティも全て合計します。一般的にはこのショット数=ストロークとなります。オリンピックでは4日間にかけて行い、18ホールを4回行うので72ホールの合計打数で競うことになります。試合人数は、男女それぞれ60人ずつの個人戦で、選手の選抜方法は以下のように独特なものになっています。

・2016年7月11日現在の公式世界ランキング上位15人は自動的に出場。ただし、各国4人を上限とする
・2016年7月16日付の公式世界ランキング16位以下から、上記の15位までに二人以上が入らない国から全体が60人になるまで各国上位二人を上限に選出
・開催国のブラジルは上記に入らなくても一人は選出
・IOCが定める世界5大陸(アフリカ、南北アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)から最低1人ずつは選出されるものとする

日本からは男女それぞれ2人が出場予定です。

◎勝敗の決着方法

勝敗の決着方法は、18ホールを4日間行うので、合計72ホールすべて回った後の打数の合計が一番少ない人が勝ちです。

◎日程

リオオリンピックでのゴルフの日程は男女それぞれ以下のようになっています。

・ 男子 8月11日(木)〜14日(日)
・ 女子 8月17日(水)〜20日(土)

■ゴルフの打数の数え方

ゴルフには独自の打数の数え方が存在します。ここではその数え方について紹介します。

◎パー

各ホールにはそれぞれに合わせた基準となる打数があります。この打数でカップにボールを入れることをパーと言います。基準となる打数なので、プラスマイナスが0の状態です。

◎バーディー

パーよりも1打少ない状態でカップに入れることをバーディーと言います。バーディーの意味は「小鳥」から来ています。

◎イーグル

パーよりも2打少ない状態でカップに入れることをイーグルと言います。イーグルの意味は鳥の「ワシ」から来ています。小鳥よりも格が上ということからイーグルにしたのでしょうか。

◎アルバトロス

パーよりも3打少ない状態でカップに入れることをアルバトロスと言います。アルバトロスは「アホウドリ」の意味です。ホールインワンよりも難しいとされています。

◎ホールインワン

1打でカップインすることを言います。ゴルフ用語でメジャーな言葉の1つではないでしょうか。確率的には4万回に1回しか起こらないとされています。

◎ボギー

パーよりも1打多い打数でカップインすることです。同様に2打、3打多い打数でそのホールを終えることをダブルボギー、トリプルボギーと言います。

◎ダブルパー

そのホールの基準であるパーの2倍の打数でカップインすることです。例えば5打でパーならば、10打でホールを終えることになります。プロの試合ではなかなか見ることはないでしょう。

■ ペナルティの種類

多くのスポーツに禁止事項や罰則があるように、ゴルフにもペナルティがあります。

◎OB(アウトオブバウンズ)

各ホールの規定の場所から外に出てしまったことによって発生するペナルティです。山や林の中など、まともにボールを打つことができない場所に設定されています。

◎ウォーターハザード

打ったボールが池に入ってしまうことで発生するペナルティを「ウォーターハザード」と言います。 池ポチャと呼ばれる方が、馴染み深い人もいるのではないでしょうか。この場合、1打罰となり、ボールが池を横切った地点から打ち直します。

◎バンカーでのペナルティ

ゴルフ場で砂だらけのくぼみを見たことがあるでしょうか。あれをバンカーと言います。

◎空振り

空振りもきちんと1打に数えられます。なので、最初に空振りしてしまい、次の1打で打てたとすれば1+1で2打となります。

■ 日本のゴルフ事情

男子では、上位の松山英樹選手、谷原秀人選手が、ジカ熱への懸念などから出場辞退を表明しました。そのため、次に順位の高い池田勇太選手と片山晋呉選手が出場となります。女子では、野村敏京(はるきょう)選手、大山志保選手が代表となりました。ベテランと若手が入り混じる、他の競技ではなかなか見られない共演が見どころです。また、開催地であるリオデジャネイロの治安や環境を危惧して辞退者が相次いでこともあり、普段は表舞台に立つことのない選手にもチャンスが回ってきています。ダークホースが活躍するところも見どころの1つです。

■ 世界のゴルフ事情

男子は、ランキング上位15位内に4人が在籍するアメリカなどを中心に、レベルの高いプレーを見ることができそうです。また、女子では韓国勢が強く、日本で有名なイ・ボミ選手は韓国の中では7番手と、イ・ボミ選手以上の力を持つ選手が多くいるという点も見どころの1つです。

■ 日本はメダルを狙えるのか?

果たして日本はゴルフでメダルを狙えるのでしょうか。先述の通り、今のリオの治安の不安定さやジカ熱を危惧して世界のトッププレーヤーの出場辞退が相次いでいます。日本代表として出場する選手たちには環境の厳しさが襲いかかりますが、ベストなプレーを期待したいですね。

(image by amanaimages)
(著&編集:nanapi編集部)