蓮の花が咲き誇る沼で小舟が漂う。伊豆沼のハス祭りへ【カヒミ カリィの Wherever I go】

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先日、仙台の友人が伊豆沼へ連れて行ってくれました。伊豆沼(いずぬま)は、宮城県の登米市と栗原市をまたぐ沼で、日本最大級の渡り鳥の越冬地なのだそうですが、夏になるとその沼に蓮の花が咲き乱れます。そこで毎夏、開花の時期に合わせ、小舟に乗って蓮を鑑賞するというハス祭りが行われているそうなのです。

朝早く集合して伊豆沼に到着すると、大きな沼の水面にピンク色の美しい蓮が咲き広がる光景は想像以上で圧倒されました。仏教で天国のことを極楽浄土といいますが、きっと昔、この光景を観た人がそんな風に感じたのだろうな、と思うほど浮世離れした美しさ......私の夫の実家が仙台なのですが、車でたった1時間程のところにこんな場所があるなんて驚きです。

友人の阿部純子さんは仙台で『水の音』という素敵なお店をされているのですが、7月にはこの蓮沼で茶遊記というお茶会を開いたそうで、その時は生の蓮の花で茶を淹れて舟上で頂いたのだそうです。話を聞くだけでウットリしてしまいました。

舟の後、沼の近くでオーガニックの蓮畑をされている農家の方に花を譲って頂き、『水の音』でその蓮花でお茶会の時と同じお茶を作って頂きました。生のツボミにお湯を注いでいくと、花びらがピンクから紫色に変わり、何とも優しく芳しい香りが部屋に広がりました。味も身体に染み入るような美味しさで、何だか時間の流れまでもゆったりと変わったように感じました。ギャラリーの展示などでとても忙しい中、私達にこんな貴重な素晴らしい時間を作って下さった純子さんに本当に感謝です。

伊豆沼は冬になると北国の空からやってきた何万羽というマガンや白鳥などが舞い降り、また夏とは違う見事な光景が広がるそうです。いつか観ることが出来たらいいな......。自然の美しさに圧倒された、何とも贅沢な1日でした。

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