朝30秒で見違える!シミ・くすみと無縁になれる仕上げ術【ベースメイクの教科書・最終回】
下地から一つひとつ復習をしてきた【ベースメイクの教科書】も最終回。
最後にご紹介するのは、絶対に気をつけていただきたい“パウダー使い”です。せっかく綺麗に仕上げてきたファンデーションやコンシーラー、ハイライトも最後のパウダー使いで台無しにしてしまう方が意外と多いのです!
そこで今回は、ニューヨークやロンドンの有名雑誌やショーで10年間メイクを担当してきた筆者が、フェースパウダーの使い方をご紹介します。
正しい使い方をマスターして、より一層お肌を輝かせる最後の仕上げをしましょう!
■シワ、くすみをつくるNGな使い方
パウダーは“ただつければいい”わけではありません。必要な場所に必要な量を最低限、的確に塗布していかなければ、午後の崩れの原因になります。
また、塗布しすぎることで逆にシワをつくってしまう、くすませてしまうなど、よかれと思って使用しているものが逆効果に! 実際に筆者が海外のランウェイやセレブの方々のメイクをするときも、ほとんどパウダーを使わず、必要な部分にしか使いません。こうすることで肌を生き生きと輝かせることができます。
■何を使うかよりどのように使うか
まず覚えておきたいのは、何を使うかより、どのように使うか。必要な手順を踏むために必要な道具は、“フェースブラシ”、“パフ”、“綿棒”の3つだけです。
一度覚えてしまえば簡単! コツを掴み、朝30秒のパウダー使いで仕上げましょう。
■最初はブラシ
ハイライトまですべて仕上がったら、一番最初に使うものはブラシです。パフよりもブラシの方がふわっと軽く仕上げていくことができます。
パウダーが本当に必要なのは崩れやすい部分です。おでこのTゾーンと頬のチークを塗る場所以外、フェイスラインはパウダーをしっかり塗り込まなくても崩れません。
なので最初にパウダーをフワッと全体にかけましょう。先にこのワンクッションを入れるだけで付け過ぎ防止にもなります。
塗布する順番はパウダーファンデの順番【#5】クッションファンデ編を参考に。
■細かい部分はパフで
一度ブラシで全体にふわっと掛けてから、崩れやすい部分や瞬きなどで動く部分はパフでしっかり入れ込んでいきます。
まず、パフを細かく使いたいのでしっかり二つ折りにし、その先端にパウダーを付けてからしっかりと入れ込みます。この作業をしなければムラになりやすいのでご注意を!
写真で示している部分は崩れやすいことが多いので、この部分に二つ折りのまま入れ込んでいきましょう。
■時間があるときは綿棒でも
最後に綿棒に少量のパウダーを取り、アイラインを塗布する部分と眉の部分に少し足してあげると、アイラインがにじみづらく、眉も消えづらくなります。
■カラー使いやパール使いでより華やかに!
仕上がりのお好みは個人差がありますが、くすみやすい方はカラー付きの物や細かくパールが入っているものを。オススメはコスメデコルテ『AQ MW フェースパウダー』です。
ピンクのカラーでくすみを飛ばし、上品なパール感がお肌に輝きを与えてくれます。
また、テカりやすい方という方にぜひ試していただきたいのがMACの『ブロット パウダー』。テカリを完全に抑えてくれるパウダー探しはなかなか難しいですが、こちらは特にオススメ! 皮脂コントロールのために開発されたパウダーで、 皮脂の分泌をしっかり抑えてくれます。
丁寧に重ねてきたベースを最後の仕上げで台無しにしてしまわないように、パウダー使いを今一度見直していきましょう!
【筆者略歴】
※ 小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。
【ベースメイクの教科書 バックナンバー】
※ 【#7】ツヤ美肌に欠かせない!プロが教えるハイライトの使い方
※ 【#6】アラサー女性に必須!コンシーラーの正しい使い方
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