By carlbob

ベネズエラ人のフリーソフトウェア活動家Luigino Bracci Luiginoさんは、Twitterアカウント@Lubrioの中の人でもあります。@Lubrioは4万3000人のフォロワーを持つ人気アカウントでしたが、オリンピックのムービーをツイートしたことがきっかけで、警告なしにTwitterからアカウントが凍結されてしまったとのこと。これは国際オリンピック委員会(IOC)がTwitterにクレームを入れた結果とみられているのですが、Luiginoさんはムービーのツイートが「ベネズエラの法律では合法であるためアカウント凍結は不当」と主張しており、アメリカの企業であるTwitterの対応が正しいのかどうか、物議をかもしています。

El espacio de Lubrio: Twitter elimina mi cuenta @Lubrio a instancias del Comité Olímpico Internacional

http://lubrio.blogspot.jp/2016/08/comite-olimpico-ordeno-cerrar-mi-cuenta.html

Olympics fan claims Twitter killed his account after posting Rio videos | Ars Technica UK

http://arstechnica.co.uk/tech-policy/2016/08/olympics-fan-claims-twitter-killed-account-rio-videos/

Luigino Bracci Luiginoさんのブログポストによると、Luiginoさんがオリンピックのショートムービーをツイートしたところ、モニタリングシステムでオリンピック関連のコンテンツを監視していたIOCから、クレームのメールが届いたとのこと。メールにはオリンピックの全てのコンテンツはIOCが著作権を有しているため、Twitterにツイートしたムービーを「即刻かつ永久的に削除してください」といった内容が書かれていました。



Luiginoさんはベネズエラでは90秒以下のムービーで7つまでであれば合法に当たると主張しており、IOCの要請には従わなかったようですが、突如としてTwitterから「アカウント凍結の通知」が届いたとのこと。つまり自国の法律にのっとって行われていたウェブ活動が、アメリカの法律に合わせて制限されたことになります。IT系ニュースサイト・Ars Technicaは、「なぜ@Lubrioが永久的に事前の警告抜きで凍結されたのか」「アメリカの著作権ポリシーに違反するコンテンツがアメリカの管轄外である海外で投稿された場合の対応について」などの質問をTwitterに対して投げかけていますが、記事公開までに回答は得られなかったとのこと。



またLuiginoさん自身もブログで、「大量のTwitterアカウントでベネズエラ大統領の殺害をほのめかす犯罪予告などがツイートされているが、これらのアカウントが凍結されていないのはなぜか」とTwitterの対応に疑問を投げかけており、Twitterのとったアクションを「下品な検閲」と批判しています。今や世界中で使われるようになったTwitterですが、その他のグローバルなSNSも含め、法律の異なる諸外国での対応が問われることになりそうです。