10日、韓国メディアによると、地球の裏側、ブラジル・リオデジャネイロの五輪競技に熱中するあまり、日中の仕事や勉強に身が入らない韓国人が続出している。資料写真。

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2016年8月10日、韓国・ニューシスなどによると、地球の裏側、ブラジル・リオデジャネイロの五輪競技に熱中するあまり、日中の仕事や勉強に身が入らない韓国人が続出している。リオと韓国の時差は日本と同じ12時間、多くの競技が深夜や未明に行われるためだ。

ニューシスなどが8〜9日にかけ韓国のサラリーマン168人を対象に行ったアンケート調査結果によると、全体の69.6%が五輪競技を生中継で観戦していると答え、翌日に眠気などの「後遺症」を経験した人は全体の60%に上った。「後遺症」の内容を複数回答で聞いたところ、「疲労感を覚えた」が47.4%で最も多く、「業務効率が落ちた」「会社に遅刻または欠勤した」との回答がそれぞれ9.0%だった。

こうした状況はサラリーマンだけではないようだ。五輪開幕後、大学の講義室や図書館でうとうとする学生は少なくないという。就職活動中の25歳の女性は、「いつものように図書館に来てはみたが勉強に身が入らない。五輪が始まって以降、(図書館には)空席が増えたと思う」と語る。また11月に大学修学能力試験(日本のセンター試験に当たる)を控えた高3の受験生にとって、五輪はまさに「悪魔の誘惑」だという。高3生の息子を持つ父親は「1〜2時間の観戦ならストレス解消にもなるが、行き過ぎると生活リズムが崩れるのではと心配だ」と語った。

さらに五輪の盛り上がりで重要な社会の問題が葬られるのではと懸念する声もある。あるネットユーザーは「高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐる摩擦など暗いニュースに疲れた国民にとってリオからの朗報は慰めになる」としながらも「選手たちを応援する一方で、重要なニュースにも関心を持つべきだ」とのコメントを掲載した。

これについて、他のネットユーザーらは次のようなコメントを寄せている。

「眠れないのは五輪のせいじゃない。熱帯夜のせいだよ」
「どうかな。五輪特需がさっぱりだとテレビ局でも問題になってると聞いたけどね」
「僕の周りでは誰も五輪に興味なしだよ。なのに6割も後遺症だって?」
「みんな目を覚ませ。五輪では食べていけないぞ」

「食べていくのもつらいのに、誰も五輪中継なんて見てないさ。興味があるのはテレビ局だけ。それに視聴率だってプロ野球の方が高いんじゃないか?」
「後進国は、国民の政治への不満をかわそうとして、五輪の金メダリストを国家の英雄として大きく宣伝する。欧州などでは金メダルも『そうだったの?』程度。朝4時まで中継を見る必要なんてないんだ」

「また一つおかしな後遺症をつくっちゃったね」
「五輪の競技結果より、リオでどんな事件が起こるかに興味津々」
「そこまでして応援する人たちは、経済的に相当余裕があるんだよ」
「五輪のせいだなんて全部うそ。夜中まで酒を飲んでた言い訳に五輪を使ってるだけ」(翻訳・編集/吉金)