10日、国際在線によると、リオデジャネイロ五輪でのドーピングをめぐる選手間の応酬がヒートアップしている。

写真拡大

2016年8月10日、国際在線によると、リオデジャネイロ五輪でのドーピングをめぐる選手間の応酬がヒートアップしている。記事は、「五輪精神を傷つけないだろうか」と懸念を示している。

競泳の男子400メートル自由形で金メダルを獲得した豪州のマック・ホートンが、同種目で銀メダルを獲得した中国の孫楊(スン・ヤン)について、「インチキ薬物野郎」「ドーピングしたやつと同じ場所で競技したくない」などと発言。これに、男子100メートル背泳ぎ決勝で5位入賞を果たしたカミーユ・ラクール(フランス)も同調した。それぞれの国のネット上などでは、すでに大きな論争に発展している。孫は14年にドーピングの陽性反応が出たことで3カ月の出場停止処分を受けた。

ドーピングをめぐる舌戦は女子でも起きている。女子100メートル平泳ぎで金メダルを獲得した米国のリリー・キングは、銀メダルを獲得したロシアのユリア・エフィモワに対して、レース後に「ドーピング詐欺師」などと批判し、試合に出場すべきでないとの考えを示した。キングはホートンが孫楊を批判した発言にも同調していて、「私はホートンを支持するし、彼を心から称賛したい。彼は最初に立ち上がった。彼を尊敬する。私たちは人々の声を代弁した。私たちの勝利は、クリーンなスポーツの勝利だ」と語った。

一方、試合会場に入る際にも、会場からのブーイングを受けたエフィモワは「試合に出場できるだけでうれしい。私ができることは試合しかない。私は努力して私の状況について説明したけれど、誰も理解しようとはしてくれない」と語った。エフィモワはかつてドーピングの陽性反応が出たことで16カ月の出場停止処分が科された。国際オリンピック委員会(IOC)の条件では、過去にドーピングで陽性を示した選手は出場が認められないが、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定の結果、出場が実現した。

ドーピングをめぐる選手間の論争が続いていることに、IOCのアダムス広報部長は、「人々は多くの過激な言葉を発している。特に、試合中にだ。私たちは選手たちに互いに尊重し合うよう呼び掛けている」と語り、大会期間中に厳しいドーピング検査を行っているとした。(翻訳・編集/北田)