9日、米太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官は、中国とロシアが南シナ海で9月に実施する合同軍事演習を「地域の安定強化につながるものではない」と批判した。写真は中国海軍の演習。

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2016年8月9日、米太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官は、訪問先の中国・青島でAP通信の取材に応じ、中国とロシアが南シナ海で9月に実施する合同軍事演習を「地域の安定強化につながるものではない」と批判した。英BBCが伝えた。

中国国防省の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は先月、合同軍事演習の目的について、中国とロシアの包括的戦略パートナーシップを強化発展させ、海洋の安全保障上の脅威に両国の海軍が共同で対応する能力を高めることだと述べていた。

オランダ・ハーグの仲裁裁判所が先月、南シナ海での主権に関する中国の主張を退ける判決を出したことを受け、中国外務省の劉振民(リウ・ジェンミン)次官は、「中国は南シナ海に防空識別圏を設定する権利がある」と表明した。これについて、スウィフト司令官は、「もし中国が防空識別圏設定を宣言すれば、情勢は極めて不穏なものになるだろう」と語った。(翻訳・編集/柳川)