ついに韓国の国会でも議論され始めた『ポケモンGO』。韓国導入の可否を握るのは?

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韓国内で『ポケモンGO』の関心が高まる中、正式リリースをめぐって国会でも議論が行われるようになった。

同ゲームが韓国でサービスされるためには、韓国国内の精密地図をグーグルに提出する必要があるらしい。ところが韓国は「空間情報の構築及び管理などに関する法律」を理由に、韓国国内精密地図の国外搬出を厳格に規制してきた。

地図搬出をめぐる賛否両論

グーグルは2007年1月に地図データ搬出を一度申請したが、韓国政府に拒否されている。それから9年ぶりとなる今年6月に、グーグルは改めて申請書を提出。それが今回の『ポケモンGO』韓国未配信問題と合わさって、議論になっているのだ。

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グーグルの要請によって韓国政府は、国防部・統一部・未来創造科学部など関連各所が参加する協議体を構成し、1次会議を行った。地図データの国外搬出をめぐっては、未来創造科学部では新しい産業の育成のために賛成、国防部では国家安保問題を理由に反対するなど、意見が分かれたらしい。

なお韓国政府は、もしグーグルに地図を提供する場合、安保施設露出制限・地名表記変更・国内でのサーバー設置などを条件に提示したが、グーグルは拒否の意を示している状況だ。

グーグルの税金回避疑惑も

地図の国外搬出問題については、野党でも反対意見が上がっている。

“国民の党”は公式的に反対の立場を表明し、「グーグルは国内にサーバーを置いてなく、税金回避の疑惑がある。そんな企業に地図を提供するのは安保の妨げになり、原則にも反する。また、国内法を誠実に守っている企業との公平性も失われる」とコメントした。

協議体の2次会議は来る8月12日に行われる。韓国政府は今月25日までに地図の搬出可否を決めるそうだ。いずれにせよ、『ポケモンGO』の正式リリースを望む韓国人にとっては歯がゆい時間になりそうだ。

(文=S-KOREA編集部)