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 丸善とジュンク堂は、ビジネスパーソンや各界の専門家を主な利用者とする大手書店グループです。その購買データを分析すれば、ビジネスパーソンにとって「いま注目の本」が見つかるのではないか、というこの連載。今回は、7月の「マーケティング・宣伝」分野に絞り、売れ筋のランキングとトレンドを読み解いてみました(本記事は「ホンシェルジュ」から転載した記事を再編集して掲載しております)。

■7月は新刊5冊がランクイン!

 毎月、売れ筋のTOP 10は数冊しか変動がないものなのですが、7月は新刊が5冊もランクインしました。しかし不動の1位となったのは、6月に引き続き『確率思考の戦略論』(honto/Amazon)です。この本は、先月に紹介していますので、ご存じない方は前回の記事をご覧ください。
丸善・ジュンク堂「マーケティング・広告」書籍ランキング2016年7月

■たった1枚のアンケートが、5倍以上の利益を生み出した!

 今回、注目した本は、ランキング初登場2位の「あらゆる販促を成功させる『A4』1枚のアンケート実践バイブル」(honto/Amazon)です。
「あらゆる販促を成功させる『A4』1枚アンケート実践バイブル
お客様の声から売れる広告・儲かる仕組みが確実に作れる! 成功事例満載」
岡本達彦[著],ダイヤモンド社,2016年6月23日

 販促書籍のベストセラー「『A4』1枚アンケートで利益を5倍にする方法」(honto/Amazon)を書いた岡本達彦氏による、待望の新刊です。

 前回書籍が、「Amazon上陸後の15年で、最も売れたビジネス書50冊」にランクインしたほどの人気であったため、その「実践編」が待望されていました。その要望に応えて出版された書籍です(参考情報:東洋経済ONLINE)。

 著者の岡本達彦氏は、中小企業を中心に活躍する販促専門のコンサルタント。広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を行うことで培った成功ノウハウをベースに、「アンケートの答えのみで誰でも簡単に広告が作れる仕組み」を編み出しました。そこには難しいマーケティング理論やコピーライティングスキルが一切必要ない、独自の販促技術です。

 それにも関わらず、A4アンケートたった1枚を使って作った広告による反響は、5倍以上になったとか。広告費の予算をあまり割くことができない中小企業において、このノウハウは、ぜひとも身につけておきたい技術ですよね。その画期的な方法を余すことなく紹介した前著が人気を博したのもうなずけます。

 しかしいくら画期的なノウハウを学んでも、実践に移す際につまずいてしまう人も多いもの。今回の「実践バイブル」は、そのフォローのために執筆された本なのでしょう。

 お客さんから得たアンケート結果を活用して、販促や広告展開を行う担当者は、どこまで有効にアンケートを活用できているでしょうか。ただなんとなく、お決まりの質問を聞いてしまい、アクションに結びついていないことはないでしょうか。アンケート1枚とはいえ、商品やサービスの魅力をしっかり伝えられるような情報をヒアリングするには、実はそれなりの技術がいるのです。

hontoビジネス書分析チーム[著]