(写真提供=SPORTSKOREA)

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土下座までしてリオ五輪出場のチャンスをつかんだ水泳韓国代表パク・テファンが、苦戦を続けている。

このような結果になった理由には、もちろんドーピングという彼自身の過ちもあるが、長らく続いてきた韓国水泳連盟の根深い不正も無視できないだろう。

実力よりも出身校や出身地を何よりも重んじる縁故主義や、師弟・先輩・後輩と繋がる上下関係などで閉鎖的に結ばれている韓国水泳連盟は、他のどの種目よりも不正が多いと言われている。

今年3月、ソウル中央地検特殊1部は、韓国水泳連盟の役員たちの不正に関する捜査を実施した。その結果、韓国水泳連盟の専務理事、施設理事、候補理事など計5人の幹部役員が横領・背任の疑いで拘束起訴され、連盟の副会長や総務理事など6人が不拘束起訴されているのだ。

韓国水泳連盟が犯した不正の数々

特に“パク・テファンの師匠”と知られるノ・ミンサン元韓国代表監督は、2009年1月から昨年12月まで、請託とともに30回に渡って計9000万ウォンを受け取っていたことも明るみになっている。彼は水泳連盟の専務に金を渡していたが、公訴時効消滅のため裁判にはならなかった。

検察の捜査によって、ウワサに過ぎなかった水泳連盟の上納金文化が明らかになっただけでなく、水泳用プール施設工事に関する不正、選手契約金・給料・練習費用横領、韓国代表選抜・役員選任不正など、ほぼ運営全般にわたって不正を犯したことが明るみになった。

韓国水泳連盟の専務理事と施設理事、総務理事、候補理事などが特定の派閥を作って15年以上役員をやり続け、水泳界に莫大な影響力を行使していたというのだから、呆れてしまう。

韓国代表選抜に関する請託を名目に水泳関係者から数億ウォンの裏金をもらっていた専務理事には懲役7年、選手の練習費用や公金を横領し、ギャンブルに使った施設理事には懲役7年と追徴金4億2000万ウォンが言い渡されているが、その処罰では生ぬるいという意見も多い。

選手のために集まった金を役員が横に流し、その被害は選手たちが受ける。リオ五輪での失敗を受け入れ、その悪循環を断ち切る必要がありそうだ。

(参考記事:国民的英雄から“土下座スイマー”になってしまったパク・テファンの意外な素顔

(文=S-KOREA編集部)