日本では間もなくお盆休みの時期を迎える。今年から実施される8月11日の山の日を引っ掛けての連休を取る企業や従業員も少なくないだろう。逆にお盆休み中にあえて出勤して働きたいという人もいる。電車はガラガラ、オフィスは水を打ったようにシーンとしているから、デスクワークが捗るのだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本では間もなくお盆休みの時期を迎える。今年から実施される8月11日の山の日を引っ掛けての連休を取る企業や従業員も少なくないだろう。逆にお盆休み中にあえて出勤して働きたいという人もいる。電車はガラガラ、オフィスは水を打ったようにシーンとしているから、デスクワークが捗るのだ。

 中国メディア・生命時報は9日「日本人は歩くにも音を立てない」とし、日本人の公共スペースやオフィスなどにおける「静粛」ぶりについて紹介する記事を掲載した。

 記事は「日本の公共スペースはどこも非常に静かだ。日本人は静かにすることが日常生活の各シーンで徹底されているようである」とし、日本人は音を立てて他人に迷惑をかけにようにあれこれと苦心しているのであると説明。ビルやエレベーター、レストランなど公共の場所において大声で談笑したり、電話したりしないほか、建物の床の多くは女性のハイヒールによる音に配慮してカーペットなど防音効果のあるアイテムが用いられていると伝えた。

 また、オフィスでは従業員1人1人が静かな環境を作るよう努力しているほか、コピー機やエアコンを含む各種設備に対して防音処理を施したり、清掃をこまめに行なって異音の発生を防いだりしているとした。さらに、どの会社にも壁などによって隔てられた空間がいくつか存在し、電話や商談、ミーティングの際に利用することで公共空間で音が出るのを避けると紹介している。

 記事は最後に「日本人は静かな環境でこそ秩序が保たれ、そこから効率が生み出されると考えている。人びとは自覚的に静けさを保ち、集中することで、各種問題を速やかに解決しようとしているのだ」と説明した。

 日本人としては、「静か」というと「蝉の声が岩に染み入る」ほどの静寂をイメージしがちであり、オフィスの中や公共スペースもそれなりに雑音が存在し「決して静かではない」といった印象ではないだろうか。一方、中国の人たちにとっては「多少ざわざわが聞こえる」というレベルで、すでに十分「静か」に思えるのだろう。そもそも「静か」の基準が異なるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)