VR映像の撮影を可能にする360度カメラはさまざま発売されていますが、そのVRカメラがとうとう宇宙にも進出します。SpaceVR社は8日(現地時間)、来年夏の早い時期にVR人口衛星「Overview 1」を国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げると発表しました。
 
Overview 1は2つのカメラを搭載した立方形型の人工衛星です。スペースX社はISSへの補給ミッション「CRS-12」を来年夏に予定しており、その打ち上げロケットのファルコン9ロケットによってOverview 1はISSへと打ち上げられます。そしてISSに到達したOverview 1は同施設に設置されたNanoRacksの小型衛星放出機構(NRCSD)により、地球低軌道(LEO)へと放出されるのです。
 
もともとSpaceVRのVR人工衛星の計画は2015年に、クラウドファンディングサイトのKickstarterから始まりました。当初は12個のカメラを搭載した人工衛星を打ち上げたいとしていたSpaceVRですが、資金集めに失敗。その後目標金額を下げたり、125万ドル(約1億3000万円)の投資を受けて、2個のカメラを搭載した「世界初のVR人工衛星」の打ち上げにこぎつけたのでした。
 
SpaceVRのCEOのRyan Holmes氏は、「Overview 1は通信装置、姿勢制御システム、リアクションホイール、ジャイロスコープなどをそなえ、自発的に姿勢を制御し撮影を行うことができます。撮影した映像は、まるで宇宙を漂っているようなものになるでしょう」と語っています。
 
Overview 1によって撮影された映像はライブストリーミング配信したり、他社へと販売される予定です。どのような会社がOverview 1の動画に興味を持っているのかはまだわかりませんが、その断片だけでも一度は見てみたいものです。
 
Image Credit: SpaceVR
■The world’s first VR camera satellite launches next summer
http://www.theverge.com/2016/8/8/12404062/space-vr-virtual-reality-satellite-iss-spacex-2017-launch?utm_source=rss&utm_medium=rss