日本の「かわいい文化」はいまや世界に広まり、「kawaii」という言葉もすっかり定着した。かわいいものが好きなのは、特に若い女性を中心に世界共通のようで、中国でも日本のアニメやキャラクターは大人気だ。かわいいものの代表といえるハローキティについていえば、2015年には浙江省に中国初となるハローキティの公式テーマパークが開園している。(イメージ写真提供:(C)Rafael Ben−Ari/123RF.COM)

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 日本の「かわいい文化」はいまや世界に広まり、「kawaii」という言葉もすっかり定着した。かわいいものが好きなのは、特に若い女性を中心に世界共通のようで、中国でも日本のアニメやキャラクターは大人気だ。かわいいものの代表といえるハローキティについていえば、2015年には浙江省に中国初となるハローキティの公式テーマパークが開園している。

 しかし、どうして日本人はこんなにもかわいいものが大好きなのだろうか。自治体の多くがPRを行うためにゆるキャラを活用しているが、ゆるキャラもかわいいキャラクターが人気だ。また、かわいいキャラクターを活用して経済活動を行っている企業も少なくない。

 中国メディアの駆動之家はこのほど、日本にかわいいキャラクターが数多く存在する理由について経済活動の点から考察している。記事は、かわいいキャラクターは「消費者の心を動かす」のに大きく役立つと指摘し、喜びや悲しみといった感情を消費者に伝えるうえで効果的で、企業にとっては販売促進につなげやすいためと分析した。実際、日本のキャラクター文化はすでに巨大な産業となっていて、多くの企業が採用していることからも、大きな影響力があることがわかる。

 この点、かわいい文化の歴史がある日本は、消費者に受け入れられるマスコットを作り、メッセージを上手に伝えるのに長けているといえるだろう。これは簡単にはまねできないようで、中国の企業も日本を真似てマスコットを作ってみるものの、既存のキャラクターの劣化バージョンか、微妙にかわいくないものばかりで、消費者の心を動かしているかは疑問だ。

 記事は、日本文化に詳しい人物の見解として、日本では直接的な表現を避けたい場面にマスコットやキャラクター使われていると考察。例えば便秘や下痢用の薬の広告にかわいいキャラクターを使用することで、気まずい思いをさせずにメッセージを伝えることができるということのようだ。日本企業はかわいいキャラクターを使うことで社会にほっとできる空間を作り、販売促進につなげているという。こうした考え方は周りの空気を大切にする日本らしい発想と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Rafael Ben-Ari/123RF.COM)