VRの中でドローンを飛ばして戦おう!MR技術で仮想と現実の境目が無くなる未来が到来

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2016年8月6〜7日に東京ビッグサイトで開催された、新たなテクノロジーが披露されるイベント「Maker Faire Tokyo2016」(メーカーフェア)。

アナログなものから最新のVR、ロボット、ARにMR等のデジタルなものまで、あらゆるテクノロジーを目にすることができそして体験できるという唯一無二のイベントです。

■ VR関連のテクノロジーが多数展示

2016年は PlayStation VR が発売されるとあって、VR元年とも言われています。よって、メーカーフェアでもVR関連のテクノロジーが多数展示され、体験することができました。

■ リアルとバーチャルの相互影響

特に注目されていたのが、MRテクノロジーを駆使したバーチャルドローン。ちなみにVRはバーチャルリアリティ(仮想現実)を意味し、MRは混合現実を意味します。

MRは「現実の映像」と「デジタルな映像」を組み合わせ、さらに現実とデジタルが相互に影響を与え合うテクノロジーです。バーチャルドローンは、実際に存在しないドローンを現実の映像と組み合わせ、あたかもそこにドローンがのように思わせるというもの。

たとえば、すでに世界的に大ヒットしているスマホ向けアプリゲーム「ポケモンGO」も、MRテクノロジーによって実現されたゲームのひとつです。ポケモンとのバトルシーンでは、現実世界の映像を背景に、デジタルなポケモンが登場。プレイヤーがスマホを操作してモンスターボールを投げ、ポケモンを捕まえます。リアルとバーチャルの相互影響です。

■ ドローンと対決する展開

メーカーフェアの会場では、そんなMRを駆使したバーチャルドローンを体験することができました。ブースには、ユーザーが装着するVRヘッドセットのOculus Rift(オキュラスリフト)と、その視点を映し出すモニターが設置されています。

Oculus Riftを装着すると、ユーザーの視点には会場の様子が映し出されます。首を右に動かすと視点も右に、上を見ると視点も上になります。これだけでは普通の視点と同じですので「Oculus Riftを装着している意味がない」ということになりますが、バーチャルドローンの魅力はここからです。

バーチャルドローンをスタートさせると、Oculus Riftを装着したユーザーの視点にドローンが登場。なんと敵も出現し、ユーザーが操作するドローンと対決する展開になるのです。

■ 現実世界には存在せず

風景はメーカーフェアの会場。そこをドローンや敵機が飛び回り、激しいバトルが展開されます。もちろん、ドローンや敵機は現実世界には存在しません。会場の風景(現実の映像)をドローンや敵機(仮想現実)が飛び回っているのです。

しかしながら、Oculus Riftを装着しているユーザーにとっては、すべてが現実のように見えます。周囲は平和でも、ユーザーの視点では大戦争が繰り広げられているのです。

■ 将来的にはコントローラも不要に?

ユーザーはマイクロソフトのゲーム機Xbox Oneのコントローラを使用してドローンを操作し、敵機を打ち落とします。Oculus Riftがユーザーにシンクロし、視覚もリアルに動きますから、没入感は半端ではありません。気分はスターウォーズやスタートレックの攻撃機パイロットといったところでしょう。

すでに、コントローラを使用せず、素手だけで操作するXboxOneキネクトセンサーを駆使したMRが実現されています。よって、将来的にはバーチャルドローンもコントローラを不要にすることが可能でしょう(コントローラやジョイスティックのほうがパイロット感はありますが)。

■ ドローンレースなども楽しめる

このバーチャルドローンを開発したのは、ズームス・ラボのスタッフ。ゲームはUnityで開発したMRソフトウェアで、リアルタイムカメラはOvrvisionを使用、そして視覚ゴーグルはOculus Riftだそうです。

ゲームは空中戦だけでなく、ドローンレースなども楽しめるそうですよ。今後、どんなMRテクノロジーを駆使したゲームが登場するか楽しみですね。

ちなみに、会場ではチビッ子から大人まで、幅広い層がバーチャルドローンを楽しみ、熱狂していました。デジタルネイティブキッズの未来が楽しみです!

(image by 筆者)

EMBED:http://makezine.jp/event/mft2016/

<p>(著:nanapiユーザー・ティンティン 編集:nanapi編集部)</p>